2012年10月アーカイブ

江戸の判じ絵~再び これを判じてごろうじろ~@たばこと塩の博物館

渋谷にあるたばこと塩の博物館では「江戸の判じ絵~再び これを判じてごろうじろ~」が開催中です。

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判じ絵とは江戸時代の娯楽でなぞなぞのようなものです。
例えば上のポスターは「歯」と「逆さの猫」で「はこね(箱根)」となります^^

ガマガエルがお茶をたてて「ちゃがま」
象と金太郎で「ぞうきん」

などなど。
ユーモアに富んでいて昔の人の粋を感じます*^^*

こういった判じ絵は、看板や引き札(チラシ)などに使用して客寄せにも使っていたわけですね~。

多数の判じ絵が展示されていましたが、解説を読まないとさっぱりわからない難問もたくさんありました!
判じ絵だけで長文が書かれた物も多く、難解すぎる。。

そりゃ無理やりすぎるだろって突っ込みたくなるものもありますが、よく考えたなあと感心するものも多い。

展示室は1部屋だけなのですが、皆ガラスケースの前で頭を悩ませていてなかなか進みません^^;
良い頭の体操になりました。

この展覧会、たった100円という安さも嬉しい。
大人も子供も楽しめます^^

意外と良い展覧会をしているたばこと塩の博物館。
気になる展覧会も多々あったのですがなかなか足を運べず、今回ウン十年ぶりくらいに行きました。

常設のタバコと塩の展示もささっと見学。
塩の醸造法やら古いタバコの看板やらの展示があります。

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意外と狭かったのね。。

この禁煙志向のご時勢にタバコの博物館がどのような道を進むか微妙だなあと思いながら博物館を後にしましたが、いやいや次回の展示も面白そうじゃないですか。

「たくみのたくらみ~きせる・たばこ盆・たばこ入れにみる職人の手技~」
(2012年11月17日(土)~2013年1月14日(月・祝))

昔の喫煙具の細工は凝ってますからね。
工芸好きにはたまりません。
これはまた観に行かなきゃ!

(2012.10.27)


「江戸の判じ絵 ~再び これを判じてごろうじろ~」
■会場:たばこと塩の博物館(東京都渋谷区)
■会期:2012年9月15日(土)~11月4日(日)
■休館日:月曜日
■開館時間:午前10時~午後6時(入館締切は午後5時30分)

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2012年10月30日

ruru (22:30)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

齋藤茂吉と『楡家の人びと』展@世田谷文学館

世田谷文学館では、齋藤茂吉生誕130年を記念して「齋藤茂吉と『楡家の人びと』展」が開催されています。

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10月24日は北杜夫さんの一周忌のため入場が無料になっていました。
北さんが亡くなってからもう1年経つのですね。
私はお兄さんのモタさんも好きだったけれど、モタさんがなくなってからも随分経ってしまいました・・。

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さて、この展覧会は北杜夫の『楡家の人びと』と齋藤茂吉評伝を軸に、昭和の代表的歌人である齋藤茂吉とその家族たちにスポットを当てたものとなっています。

『楡家の人びと』のモデルとなっている齋藤家。
登場人物たちの比較や名場面の再現、実際の写真や持ち物など現実と小説の世界が結びついて楽しい楽しい。

青山脳病院の豪華さときたら・・。
一代で大病院を築き上げた紀一もすごいし、跡を継ぎながら歌人としても名を残した茂吉もすごい。
しっかり血を受け継いで医師となり文筆家としても数々の作品を遺した兄弟もすごい。

失敗したのは『楡家の人びと』を読み返してから行けば良かったということ。
随分昔に読んだきりですっかり忘れています。。
帰ってから早速新装版の文庫を買いました。

それでも可愛いイラストを使ったわかりやすい展示になっていたので助かった^^;

知れば知るほど個性的な人ばかりで小説のネタには苦労しないだろうと苦笑してしまいます。
他にもお母さんとか叔父さんとかお手伝いのひととか・・。


後半の評伝の方では、北さんの評や回想などと共に茂吉の歌がパネル展示されていました。

茂吉の歌はどこか寂しい印象があったのですが、こうやって生涯をまとめた展示と共に見ると納得然り。
北さんとモタさんはあんな感じなのに^^;

モタさんの航空会社バッグコレクションとか北さんのマブセ共和国の写真とか笑えるコーナーもありました。

齋藤茂吉が好きな人も、息子さんたちが好きな人も皆楽しめる展覧会になっていて、かなり見ごたえがあります!


ちなみに次回は寺山修司。
世田文のやる気(゚Д゚)

(2012.10.24)


「齋藤茂吉と『楡家の人びと』展」
■会場:世田谷文学館(東京都世田谷区)
■会期:2012年10月6日(土)~12月2日(日)
■休館日:月曜日
■開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)


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2012年10月29日

ruru (22:51)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

エリザベート20周年記念コンサート@東急シアターオーブ

東急シアターオーブで上演されている「ウィーン版ミュージカル エリザベート20周年記念コンサート~日本スペシャルヴァージョン~」へ行ってきました。

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ミュージカル専用劇場である東急シアターオーブへ是非行ってみたかったのです!
今年できた渋谷ヒカリエの11階にあります。

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今更ですがヒカリエも初めて。
最近新しく出来る商業施設にあまり興味がわかない。
昔のように即出かけずとも何か機会があった時でいいやって思っちゃうんだな。。

会場はさすがに立派。
いいじゃないですか~^^

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今回は"ミュージカルエリザベートをフルオーケストラで全シーン再現するコンサート"というなんだかややこしい公演。

ど真ん中にフルオーケストラ、セットは前後に段差をつけただけの舞台で演じるという演出になっています。
衣装はつけているし群舞もあってミュージカルと言えばミュージカル。
でもセットなど雰囲気がちょっと足りないのでコンサートと言われればコンサートかなあという感じです。
時間も短め。

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主演のマヤ・ハクフォートはエリザベート出演回数正解一の実力派。
でも今回でエリザベート役を降りるそうですね。
今度はシングルで来日コンサートして欲しいです。

歌は本当にすごかった!
音域も声量も情感も本当に素晴らしい。
サラ・ブライトマンを生で聴いた時にはちょっとがっかりしたんだけど、マヤは本当に巧いです。
(まあ全盛期とか調子とか色々あるので単純に比べてはいけないんだけど)

でもトート役のマテ・カマラスの調子がイマイチ。
多分風邪・・?
初めて聴いたので判断できないですが、ちょっとえ~・・って感じでした。
大役についていて日本でも人気があるようですから、本調子なら素晴らしい歌手なんだと思いますが。
まさかただのイケメンであの役は掴めないだろう。。
やはりトートはエリザベートと張ってもらわないと舞台が生きないのですよ。。

そんなわけで、エリザベートの歌に胸が熱くなる→トートで盛り下がる→エリザベートの歌に胸が熱くなる→トートで盛り下がる・・となってそわそわ落ち着かない私。
場面展開もしゃかしゃかしていたし、群舞の振り付けもなんだかなあって色々思っちゃったのは私だけでしょうか。。

他の役者さんは結構巧かったです。
ルドルフ役のルカス・ペルマンも良かったですね。
甘い歌声が綺麗でした。
もっと出番があれば良いのに。
フランツ役のアンドレ・バウアーも好きな声。
ハモリも美しかった!
彼は良い歌手じゃないでしょうか。
ゾフィー役の方とかも良かったし。

というわけでそれぞれ巧くて感動的なところも多々あったのだけれど、結論として全体をまとめるとう~ん・・って感じでした。
スタンディングオベーション&繰り返されるカーテンコールには若干違和感がありました、辛口だけど。
調子悪いのに大絶賛ではご本人も気分良くないと思うんだが。
ツイッターでも大絶賛TLだらけだったけど私だけ肌に合わなかったのかしら。。

ブロードウェイミュージカルの二軍、三軍でも鳥肌立つ時あるのになあ。
期待をし過ぎていたのかも。

そういえばドイツ語ミュージカルって初めてだった気がする。
英語の時もよくわからずに聴いているのでそこは違和感0だったけど^^;

さて。
今回ヒカリエまで行ったので8階のギャラリーにも寄りました。
「篠山紀信展」をやっています。

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先日行ったオペラシティアートギャラリーの「篠山紀信展 写真力」に連動した企画です。

あちらは大型パネルでドカンと打ち込んでくる迫力の展覧会でしたが、こちらは小スペースでこじんまりと写真を鑑賞する展覧会になっていました。
無料なので渋谷に行った際には立ち寄ってみてください♪


そして初めて知った「川本喜八郎人形ギャラリー」の存在。

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誰も教えてくれなかった・・知っていたらとっくに行ってましたよ!!
三国志や平家物語などの人形を無料で鑑賞できますー。
感動ですー。
渋谷区はもっと宣伝するべき。

人形の表情はもちろんですが、衣装や小物なども本当に素晴らしい。
呂布と赤兎馬格好良すぎるでしょう!!

常々飯田市の美術館へ行きたいと思っているのですが、遠くてなかなか行けず。
でも渋谷ならすぐ行ける!
ヒカリエができて数ヶ月。
今更ながらの嬉しい発見です*^^*


(2012.10.27)

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もうひとつの川村清雄展@目黒区美術館

先日江戸東京博物館へ「維新の洋画家 川村清雄」を観に行ったばかりですが、今度は目黒区美術館で「もうひとつの川村清雄展」が始まりました。

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この展覧会は、目黒区美術館で元々所蔵していた作品と出版業を営み川村を支援していた加島家寄贈の「加島コレクション」に加え、同じく川村の支援者だった実業家青木藤作氏のコレクションを栃木県那珂川町馬頭広重美術館から借り受けて開催されています。

江戸博では川村清雄の出自や人生・要人たちとの交流にスポットを当てた内容になっていましたが、こちらは美術館らしくシンプルに作品が展示されています。

チラシに使われている屏風『村上彦四郎』は金箔と油彩という江戸博で学んだ"川村流"の和魂洋才を感じさせる作品でした。
入口にドンと展示されていて入場者を挽き付けます。
のっけからこれとは・・学芸員さんのしたり顔が浮かぶような。。

躍動的なキバタンの油彩画『鸚鵡』は、薔薇や蝶の配置のせいでしょうか。
掛け軸のような印象もあって日本画の影響を感じます。

面白かったのは素描や油彩画だけでなく、板絵や短冊、盆や風呂敷などに描かれたデザイン作品も多かったことです。
江戸博では静物画や風景画に加えるジャンルとしては"肖像画"を取り上げていた気がします。

加島寅吉の出版社の本の装丁も多く手がけていたそうで、装丁意匠のコーナーもありました。
これが片手間でなく結構やっています。
鴎外の本の装丁などもしていたのですね!

こうして2つの展覧会を鑑賞してみると、政府の要人から地方の実業家まで多くの人々の支持を受け、幅広く創作活動をしていたことがわかります。
それだけ活躍していた画家でも埋れてしまうなんて。
他にもそんな勿体無い芸術家がたくさんいるんだろうなあ。

図録には清雄の息子である清衛氏が目黒美術館にまで作品を調べにこられた話が載っていました。
先日江戸博の記念式典で、その清衛氏の娘さんがお父様が情熱を傾けて清雄の作品を世に出そうとしていたと話をされていたのを思い出しました。
今秋は東京都内で同時に2つも展覧会が開催されています。
きっと喜ばれているのではないでしょうか。

私の中でも知らなかった画家から一気に親しみのある大家へと変わりました。
他にもそういう人がたくさんいるのではないかと思います^^

折角の機会なので両方観て川村清雄を極めるのがオススメです!

(2012.10.20)


「もうひとつの川村清雄展 加島虎吉と青木藤作-二つのコレクション」
■会場:目黒区美術館(東京都目黒区)
■会期:2012年10月20日(土)~2012年12月16日(日)
■休館日:月曜日
■開館時間:10:00~18:00 ※入館は17:30まで

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2012年10月27日

ruru (20:57)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

篠山紀信展 写真力@東京オペラシティアートギャラリー

話題の写真展「篠山紀信展 写真力」へ行ってきました!
会場は初台にある東京オペラシティアートギャラリーです。

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さすが有名写真家。
展示風景がテレビなどでたくさん取り上げられていましたね。
それもあってか平日にもかかわらず会場は老若男女で込み合っていました。


会場に入るとすぐは「GOD」(鬼籍に入られた人々)のセクション。

有名人ばかりでどれも目を引く写真ですが、三島由紀夫と勝新太郎の迫力が印象的。

勝新太郎の写真は都庁前で座頭市を演じているのですが、その背景選択のセンスもさることながら、勝新太郎自身の気迫に圧倒されて改めてすごい役者だったと思い出しました。


次のセクションは「STAR」(すべての人々に知られる有名人)。

名のある芸能人やスポーツ選手などの写真になります。
有名人ばかりなのですが、時代が前後しています。

70年代の若かりし小林旭、舟木和夫、田村正和、加賀まりこがいれば80年代の吉永小百合に大江健三郎・・90年代の安室奈美恵、北野武・・最近の蒼井優。。

その混合具合が絶妙。
昔の写真では意外とすぐに誰だかわからず、作品リストと照らし合わせながら鑑賞しました。
野田秀樹と大竹しのぶの写真が並んでいるのには苦笑。


「SPECTACLE」(私たちを異次元に連れ出す夢の世界)は、歌舞伎の写真が多数で嬉しい!

玉三郎丈の美しさが半端ないです 。゜゜(´□`。)°゜。
3枚ありましたが、支度中の写真も面白いですね。

また、口上姿の写真では客席からでは見えない表情を捉えていて楽しかった!

このセクションにはディズニーなどもあったのですが、着ぐるみたちが表情豊かに収まっていて不思議な気がしました。
あ、着ぐるみとか言うとディズニーファンに怒られるかな^^;
ただ変えられないはずの表情があまりにも写真に合わせた自然な表情に見えるように配置されていたのがすごいなって思ったのです。



次は「BODY」(裸の肉体、美とエロスと闘い)。

樋口可南子や宮沢りえのヌード、当時話題になったけれどきちんと観たのは初めて。
他の女優さんも美しいですね。

かと思えばマラーホフやルグリの男性ヌードも美しい。
女性的な美しいヌードも鍛え上げられた肉体の男性ヌードもどちらも魅力的です。

そしてこのコーナーには大迫力の"大相撲""刺青の男たち"も展示されていました。
テレビで見てはいましたが、会場で見ると迫力が全然違います!


最後には「ACCIDENTS」(東日本大震災で被災された人々の肖像)のセクション。

こちらは篠山紀信が被災地へ出向いて撮影した現地の方々の写真です。
それぞれの表情に何を感じるのか・・見つめるほど印象が変わってきた気がします。


この展覧会、写真はもちろんなんですが"展示"がすごいです!
会期前のテレビ番組でご本人が写真の配置にこだわっているところを見ましたが、大きさや並べ方など会場の作りを活かしたダイナミックな展示が本当に芸術的。

もっとおとなしい写真展しか見たことがなかったので衝撃的^^;
うまく説明できないですが。

誰でもが圧倒され楽しめる写真展になっているのではないでしょうか。


(2012.10.24)


「篠山紀信展 写真力」
■会場:東京オペラシティアートギャラリー(東京都新宿区)
■会期:2012年10月3日(水)─ 12月24日(月・祝)
■休館日:月曜日 (祝日の場合は翌火曜日)
■開館時間:11:00 ─ 19:00(金・土は11:00 ─ 20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)

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2012年10月26日

ruru (01:07)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

没後70年 竹内栖鳳 ―京都画壇の画家たち@山種美術館

山種美術館の"『没後70年 竹内栖鳳 ―京都画壇の画家たち』青い日記帳×山種美術館・ブロガー内覧会"に参加してきました。

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これは美術ブロガーTakさん弐代目・青い日記帳と山種美術館のコラボ企画。
限られた人数で鑑賞でき、館長さんのギャラリートークもあれば写真撮影も可能、和菓子まで付いていると言うお得な内容です。
Takさんのツイッターを見て申し込みました!

17時の閉館後から受付開始。
TLを見ると土曜日だったので日中は混雑していたみたいですね。
それを100人弱で貸しきれちゃうのだからそれだけで幸せな気分(*´∀`*)

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まずはTakさんからツイッターやFBの楽しみ方などのお話があった後、山崎館長のギャラリートーク、自由鑑賞という流れでした。

ギャラリートークでは着物姿が美しい館長さんが、1点1点丁寧に解説をしてくださいました。

この展覧会の顔とも言える『班猫』。

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細密な毛書きで猫の柔らかな質感が出ていて魅力的な作品です。
エメラルドグリーンの瞳は金色の光沢にも注目。
気品が漂います。

モデル猫の写真も展示されていました。

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・・・・!?
普通の猫じゃないかと^^;
白黒写真のせいでしょうか。
かなり美化されている気が・・。
でも鼻周りなど確かにこの猫がモデルのようです。

全体写真が上手く撮れていなかったのでどアップ画像になってしまいましたが、余白のバランスが見事な作品でもありました。
落款・印章の位置まで考えこまれているそうです。
そう言われてみるとこのバランス以外にあり得ないような気がしてきます。
是非美術館で実物を観て確認してください。


こちらの『熊』はユーモラスなデフォルメが目を引きます。

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漫画っぽい表情につい笑ってしまいました。
憎めない顔していますw
デフォルメされているけれど、体つきや毛のふんわりした様子などはリアルなところが素晴らしい。

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鳥を描いた作品もいくつか展示されていました。
その中で私が気に入ったのは『春雪』の鴉。

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春の雪というタイトルですが、私は深深と冷え込む冬を想像してしまいました。
冷え込む中カラスが羽を膨らませて寒さと戦っている。
そこにある小さな温かさ・・というイメージです。(全然違うかもしれないですが)
ハラハラと舞う雪の描写も透明感があって美しいです。

一方こちらはちょっと違和感があった『双鶴』。

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鶴を描くのに苦心していたという栖鳳。
鶴を飼いたいと望んだもののどうしてもかなわなかったそうです。
そんな話を聞いたからでしょうか。
どことなく完全燃焼していないような雰囲気を感じてしまいました。


栖鳳は色々な動物を魅力的に描いていますが、描き方も工夫しているのだとか。

こちらは『飼われたる猿と兎』。

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右側には輪郭線なしのふんわりした質感の猿、左側には輪郭線でくっきり描いた兎が対になっています。
屏風ならではの世界観ですねえ。


また、この展覧会では"京都画壇"の括りで他の作家の作品の展示もあります。

応挙~\(^o^)/
好きなので。

このユーモラスな虎の表情がたまりません。
迫力ある筆遣いなのに可愛らしい印象なところが良いですね。

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『雪中双猿図』も何か良いのよね・・。
一番気に入っているかも。

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猿の表情が好き。

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他にも長沢芦雪、与謝蕪村、森狙仙、上村松園、橋本関雪などなど・・栖鳳と時代を前後した京都画壇の画家たちの作品が紹介されています。

その中で気になったのは村上華岳の『裸婦図』です。
(写真はちょっとゆがんでますが;)

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実はあまり好きでない画家だったのですが、こちらの作品には否応なしに惹かれてしまった!
なんだろうなあ、この柔らかさと女性の表情の深さでしょうか。
う~ん、不思議。
でも出会えて感謝、です。


のんびりじっくり鑑賞していたら展示室にはほとんど人が残っていない状況に∑(゚ω゚ノ)ノ
どうしていつもこうなのか。。

皆さんとっくに一階に上がってティータイム&ツイッター・FBのリアルタイムレポートに入っていた模様。

カフェスペースでは栖鳳の作品にちなんだ特製和菓子をいただけました。
5種類あったのですが、私は「めで鯛」をチョイス。
上品な漉し餡入りで美味しかったです♪

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栖鳳は大観と並び称された画家ながらそれほどメジャーでないというお話がありました。
どうでしょうか・・大観に比べたらそうかもしれないですね。

でも繊細で美しい筆遣いを間近で感じることができ、馴染みやすい動物画などで構成された魅力的な展覧会になっていますので出かける価値はありますよ♪



夜の山種美術館はいつもと違う顔をしていました・・。
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(2012.10.20)


「没後70年 竹内栖鳳 ―京都画壇の画家たち」

■会場:山種美術館(東京都渋谷区)
■会期:2012年9月29日(土)~11月25日(日)
■休館日:毎週月曜日
■開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)





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2012年10月25日

ruru (23:24) | コメント(2)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

琵琶湖をめぐる近江路の神と仏名宝展@三井記念美術館

三井記念美術館では「琵琶湖をめぐる近江路の神と仏名宝展」が開催中です。

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滋賀県は東京・京都・奈良に続いて4番目に国宝や重文が多い県なんだとか。
確かに考えてみれば都が近く、延暦寺や石山寺など長い歴史の中で脚光を浴びたお寺もあるので当然の話ですね。

この展覧会では、入れ替えながら仏像、神像、仏画など国宝を含めた約100点の名品が展示されるそうです。
しかも巡回はないというから見ておかねばなりません!

最初は仏堂内の荘厳具など細やかな金工作品が並びます。
延暦寺金銅経箱は国宝。
はるか昔平安時代にこれだけの技を持った職人がいたという証です。
ほれぼれ。。

その後は様々なお寺の仏像の展示。

一番印象的だったのは明壽院の大黒天半跏像。
武装大黒天というのを初めて観た気がします。
ちょっと衝撃でした。

井上靖『星と祭』で有名になったという十一面観音立像もありました。
この話、昔読んだような読まないような・・気になるので近いうちに読みたい本リストにいれておく。。

曼荼羅図も数多く展示されていました。
この曼荼羅図・・良し悪しがよくわからないので触れませんw

展示が前期・中期・後期でどんどん入れ替わるようで、鑑賞が終わったような終わらないような中途半端な気分です。
かと言って3回通うほど好きなジャンルかと言うと難しい。

以前ほど仏像好きではなくなっている気がする^^;
工芸品の方が興味があるんだなあ、今は。

でも近江路の名品をこれだけ一同に拝むことが出来るこの展覧会、一見の価値はあります。

(2012.10.16)

 

「琵琶湖をめぐる近江路の神と仏名宝展」
■会場:三井記念美術館(東京都日本橋)
■会期:2012年9月8日 (土)~11月25日(日)
■休館日:毎週月曜日
■開館時間:10:00-17:00(木・金は20:00まで) ただし2013年1月2日・3日は11:00-18:00

 

 

 

 

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2012年10月20日

ruru (23:35)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

通し狂言塩原多助一代記@国立劇場大劇場

10月の歌舞伎は国立劇場の方へ。

国立劇場では「通し狂言塩原多助一代記」を公演しています。

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実直な正直者塩原多助の半生を描いたドラマで主演は坂東三津五郎です。
公演は50年ぶりの演目なんだとか。

良い人過ぎて損をして・・いらいらするところもあったけれど、最後はしっかり報われて大団円。
笑いあり涙ありの人情劇で、人間関係などもわかりやすかったです。

昔は大人気の演目だったようですが、なんだかわかりますね。
派手さはないので好みは分かれるかもしれないけれど、通し狂言で観たこともあってか感情移入できて楽しめました。
方言もあってかザ・人情芝居という雰囲気です。

三津五郎と巳之助との親子共演も楽しみの一つ。
三津五郎演じる多助の奥さんの不倫相手を巳之助が演じるというのがなんだか笑えるw

あと片岡孝太郎さんのお花がとても可愛かった!
ベテランさんだらけなので安定感が半端ない公演で言う事なしです*^^*

(2012.10.14)

 

 

 

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ココ・カラ。和歌山ナイト~わかやまポンチde元気チャージ!@東京カルチャーカルチャー

「ココ・カラ。和歌山ナイト~わかやまポンチde元気チャージ!~モデル・阪井あゆみによるビューティトークなど和歌山県産食材を食べ尽くす!~」というイベントのチケットが当たりまして。

お台場の東京カルチャーカルチャーへ行ってきました^^
ここはniftyが経営するイベントスペースで、色々とマニアックなイベントが開催されているところらしい。

場所は観覧車の横、Zepp東京の上です。 

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Zepp東京ではロックバンドのライブがあるみたいで、周囲はお揃いのTシャツを着たファンで熱気に溢れていました。

そんな中「JAグループ和歌山・和歌山県主催 農産物機能性&観光パーティ」へ向かう (。・ε・。)

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中はステージ&レストランといった造りです。 

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"和歌山にちなんだ料理、フルーツ、地酒付"とのこのイベント。

名産品を味見できる程度かなあと思っていたら、ビュッフェ&飲み放題の大盤振る舞いでびっくりしました^^;

私はお酒は飲まなかったけれど、この生姜丸搾りのジンジャーエールがめちゃくちゃ旨かった♪
調べたらamazonでも買えるらしいので今度買う  (o^∇^o)ノ

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ミニトマト、うすいえんどう、梅などを使った和イタリアンもとても美味しかった!

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こんなに美味しい料理をたくさんいただけるとは思わなかったなあ。
ホテルのビュッフェみたいでした。
 

イベントとしては、モデルの阪井あゆみさんや今回のレシピを考案されたという料理家の貝谷郁子さんらによる和歌山特産品に絡めた座談会があり・・。 

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和歌山は海も山もあって食べ物が豊富そう。

ゆるキャラ"みかぴー"も登場して場を盛り上げます。

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丸いボディとつぶらな瞳がかわいいジャナイカ。。
 

和歌山のJAや県庁の人の動きを見ながら、きっとうちのチーバくんたちもどこかで頑張ってるハズ。ってつい想いを馳せてしまった。。
千葉県は全国三位の農業県。
地産地消を心がけないとね。
あ、もちろん和歌山の美味しいものもいただきますが(;^ω^)

 

二部では観光案内なども。

うーん、熊野古道が和歌山県だという認識がなかった・・すみません。
一度は行ってみたいと思っています! 

 

そして謎だったわかやまポンチの話に。

わかやまポンチは和歌山ご当地スイーツで、色々な形があるけれど県産の果物と梅の甘露煮かシロップ漬が乗っていないといけないらしい。
そういうご当地ものに力を入れるのって、地元の人も訪れる人も楽しめて良いよね*^^* 

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一人ずつふるまわれたのがこちら。 

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柑橘系の味かと思いきや、はちみつたっぷりの甘い味わい。
どっさりとのった和歌山フルーツがボリュームあってめっちゃ旨い。  

第二のゆるキャラ"わかぱん"も登場して更に和歌山ナイトは盛り上がる~。 

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カワイイ。
かわいいよ、わかぱん (*´∀`*)

囲み撮影会半端ないよ。。

 

和歌山県の紹介イベントだったわけですが、堅苦しさも無く、ワイワイと食事を楽しみながら話を聞いたり写真を撮ったりと思っていたよりずっと楽しめました。

こういうイベント面白いですね。
ブロガー招待があると言っていたので宣伝効果もばっちりでしょう。

お土産もたくさんいただいて大満足の夜でした^^ 

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(2012.10.12)

 

 

 

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2012年10月19日

ruru (22:46) | コメント(2)

カテゴリ:旅行・イベント

繰上和美ー時のポートレイト/機会の眼@東京都写真美術館

久しぶりに東京都写真美術館へ。

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ただいま開催中の企画展二つを観て来ました♪


1つは「繰上和美ー時のポートレイト ノスタルジックな存在になりかけた時間」です。

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こちらは写真家繰上和美さんの個展で、広告写真ではなく国内外で撮影された日常のスナップショットを集めたものになります。

ほとんどがモノクロですが、一部カラー作品も。
時代は70年代から現在まで。
風景、人物、動物など被写体は様々です。

<陽と骨>と名づけられたシリーズは揺らぐ光がどこか現実感を消失している感じがして割と好きですね。

<NORTHERN>の方は北海道中心の風景スナップになるわけですが、北の寒さを感じる温度のある作品たちだったなあ。

 

もう1つの企画展は「機会の眼 カメラとレンズ」。 

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上のポスターの写真はピーマンなんだとか。
面白い!

こちらは収蔵作品展で、カメラというものができてから今日に至るまでの写真表現を探った展覧会になっています。

著名写真家たちの作品がたっぷり味わえます。
昔のカメラの展示もあるので好きな人にはたまらないのでは。
 

木村伊兵衛の『板塀』ジオラマもありました。
(『板塀』も勿論展示してあります)

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同じように写真を撮ろう!と置いてありましたが、占領するわけにもいかずささっと撮ったこともあって全然違いますな^^;

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馬の尻尾をふぁさ~っとしておいてもらわないと躍動感が出ないんじゃないか^^;

写真展自体久しぶりだったけれど、やっぱりたまには観たい。
絵画とはまた違う楽しさがあります^^ 

(2012.10.12)

 

「繰上和美ー時のポートレイト ノスタルジックな存在になりかけた時間」
■会場:東京都写真美術館(東京都目黒区)
■会期:2012年9月29日 (土)~12月2日(日)
■休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)※ただし10月1日(月・都民の日)は開館、翌2日(火)は休館
■開館時間:10:00-18:00(木・金は20:00まで) ただし2013年1月2日・3日は11:00-18:00

「機械の眼 カメラとレンズ」
■会場:東京都写真美術館(東京都目黒区)
■会期:2012年9月22日 (土・祝)~11月18日(日)
■休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)※ただし10月1日(月・都民の日)は開館、翌2日(火)は休館
■開館時間:10:00-18:00(木・金は20:00まで) ただし2013年1月2日・3日は11:00-18:00

 

 

 

 

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国立能楽堂十月定例公演

国立能楽堂十月定例公演へ出かけてきました。

千駄ヶ谷にある国立能楽堂。
実は初めてです^^;

徒歩5分ほどで和風な建物が・・。

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日本庭園があってとても落ち着く場所です。

座席前にはモニターがあって解説を見ながら鑑賞することができます!
これはすごい!
座席も快適。
年配の方が多いこともあってか?いびきをかいて寝ている人もいたくらい^^;


さて十月定例公演は狂言「昆布柿」・能「淡路」です。

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最初は狂言で柿を年貢に納める淡路国の百姓と昆布を納める丹波国の百姓がおかしな名前を名乗りあう話。

こちらはわかりやすくテンポも良いので誰でも楽しめそう。
いつも思うけれど狂言師の人って本当に声が通るなあ。

能はいざなぎの尊の国土創生の舞い。

歌舞伎は度々、狂言たまにの私ですが、能をしっかり鑑賞するのは多分初めて。
やはり格段に敷居が高い気が。。

『古事記』や『日本書紀』の世界・・一応国文学科だったので触れてはいたもののイメージがつくくらいだし・・。

モニターの解説を観ながらでも理解が微妙(;^ω^)
でも舞は美しくて単純に楽しめました。

ここは何度も鑑賞して慣れていくしかない!
伝統芸能は決まりごとがしっかりあるからそこは抑えておかないとなあ。

昔歌舞伎を初めて観た時もなんだかわからないと思った気がするけれど、今は気軽に楽しめているしね。

帰りがけに使用された面について張り出されていました。

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資料展示室では「加賀の能楽名品展」として、能面十四面と能装束の展示中。
金沢能楽美術館なんてあったかなと思ったら6年前の開館らしい。
自分が金沢にいたのは随分前だから知らなかった。
さすが加賀百万石の品揃えなので、一見の価値あり♪

(2012.10.10)


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維新の洋画家 川村清雄展@江戸東京博物館

江戸東京博物館では開館20周年記念特別展として「維新の洋画家 川村清雄」を開催中です。

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今回ブロガーイベント【川村清雄展 特別鑑賞会・レセプション特別ご招待&図録プレゼント】に参加してきました!

江戸博休館日の10月9日に、限られた人数で鑑賞できる上に図録がいただけるという大変嬉しい企画です(*´∀`*)


記念式典では、まずは竹内館長から今回の展覧会趣旨・内容について紹介がありました。

「ここは美術館ではなく博物館。作品だけでなく、諸資料を共に展示して川村清雄の生涯を追っている」

という説明になるほどなあと納得。
あまり知らなかった川村清雄についての説明があり、楽しく拝聴しました。

その後川村清雄の孫である篠原さんのお話に。
軽いご挨拶で終わるのかと思っていたところ、忘れられていた画家川村清雄の名を残そうと努力されてきたご両親のお話や今回の展覧会開催へのご自身の思いを切々と語られていて胸が熱くなりました。

記念式典というと形式的なイメージがありましたが、鑑賞前に踏み込んだお話を聞くことができて良い機会を得ることができました。


さてその後鑑賞会に入ったのですが、式典参加者が一気に押し寄せて入口が長蛇の列に。。
これでは限定鑑賞会の意味がないと思ったので少し時間をずらして入場したのですが、これはちょっと失敗だったかも。
興味深い資料が多くじっくり読み込んでいたら最後時間が足りず駆け足になってしまいました^^;


幕末に幕臣の子として生まれた清雄は、徳川家の援助で留学をして絵画を学び、帰国後は勝海舟や徳川家達らの庇護の下洋画家として活動します。
しかしあまり世渡り上手ではなかったようで、当時の日本洋画の主流からは逸れ、旧幕臣たちに支えられながら絵を描き続けるものの現代に名を残す事はできなかったようです。

私も今回初めて名前を聞きましたが、画家の背景を知り、作品を鑑賞すると今まで埋れていたことの方が不思議に感じました。
徳川将軍らを描き、明治時代の重要人物たちと交流し、11年も海外留学をした洋画の先駆者とも言える画家ではないですか。

ジャポニズムに沸くヨーロッパへ留学した経験から日本要素を大切にし、そのことで当時の日本洋画壇と馴染めなかったというのは皮肉な話です。


展示は旗本川村家に代々伝わる武具や芸術品などの紹介から始まり、留学中の書簡や写真など清雄に関係する諸資料が続きます。

家達からの手紙は日本語だけでなく英語まであって、内容は若者らしい恋愛の話などが書かれています。
身分の高い人や政治中枢にいた人との交流を知るのも面白く、当時の情勢と照らし合わせて想いを馳せることができるのもこの川村清雄展の楽しみの1つではないでしょうか。
勝海舟の家にアトリエがあったとか幕末明治期の歴史に興味がある人なら絶対はまります!

絵画作品としては、イタリア留学中のスケッチや水彩画、油絵などから紹介されていますが単純に巧いです。。
この頃は完全によくある洋画。
日本的な要素は帰国後に強く現れてくるようです。

最高傑作のひとつとされる『形見の直垂』は和魂洋才そのもの。
勝への感謝と鎮魂の想いが溢れていて胸を打ちます。

風景画も美しかった!
パリ留学時代にコローを訪ねたことがあるということですが、確かに影響を感じられるような透明感あふれる風景画になっていますね。
西洋的な風景画の中に和服の日本人がいるのも印象的でした。

今回の目玉の一つオルセー美術館所蔵『建国』も素晴らしいです。
天照大神を描いた最初の図案から雄鶏と三種の神器という抽象的な作品へと変化したと言う事実も面白い。


歴史好きも美術好きも楽しめる展覧会でした。
開館20周年に持ってきただけのことはある!
作品だけでなく、清雄の生涯や歴史の転換期についても想いを馳せられる厚みのある内容になっています。

目黒区美術館でも川村清雄展を開催するらしいのでそちらへも出かけてみようっと♪


(2012.10.9)


「維新の洋画家 川村清雄展」
■会場:江戸東京博物館(東京都墨田区)
■会期:2012年10月8日(月・祝)~12月2日(日)
■休館日:月曜日(ただし10月8日(月・祝)は開館)、10月9日(火)
■開館時間:9:30~17:30 (土曜日は19:30まで)


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2012年10月13日

ruru (19:29)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

大正・昭和のグラフィックデザイン・小村雪岱展@ニューオータニ美術館

ホテルニューオータニ内のニューオータニ美術館では「大正・昭和のグラフィックデザイン 小村雪岱展」が開催中です。

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レトロモダンな挿絵は、私の好きなジャンルの1つ。
日本本来の美意識と明治維新後急激に押し寄せてきた西洋文化との融合が落ち着いてきた頃が大正~昭和初期なのではないかと思ったりします。

小村雪岱は、浮世絵のような雰囲気ながら構図やモチーフにモダンな要素があるところが魅力的。

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展示は肉筆画もありますが、メインは挿絵を手がけた書籍そのものです。
原画でなくとも、月日が経ち、本そのものが芸術作品となったわけですねぇ。

昔の本のカバーは箱型ですが、表紙と違うデザインのものも多く2種類楽しめるのが楽しい。

雪岱と言えば泉鏡花。
鏡花の作品が持つ濃い空気感に驚くほどしっくりくる。。

もちろん挿絵画家として大成した人なので、他の作家の作品の挿絵も数多く手がけています。
里見弴、水上龍太郎、田山花袋、谷崎潤一郎、子母沢寛など数多くの有名作家の書籍が展示されていました。

舞台装置の原画もありました。
知らなかったけれど歌舞伎の舞台なども手がけていたのですね。
言われてみればぴったりです。

それほど広い展示会場ではないのですが、書籍の表紙、カバー、挿絵・・とじっくり鑑賞していくと結構時間がかかりました。
今回の展示は約200点とのことです。

それでもニューオータニ美術館は人が少なくてゆったり鑑賞できるのでノンストレスなのが良いところ^^
本館から入るとガーデンコートにある美術館まで遠いので要注意。。


「大正・昭和のグラフィックデザイン 小村雪岱展」
■会場:ニューオータニ美術館(ホテルニューオータニ ガーデンコート6階)
■会期:2012年10月6日(土)~11月24日(日)
■休館日:月曜日(ただし10/8は開館)、10/9(火)
■開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)


(2012.10.10)


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マリー・アントワネット物語展@そごう美術館

横浜まででかけたので、ついでにそごう美術館「マリー・アントワネット物語展」を鑑賞してきました。

この展覧会は、フランス王妃マリー・アントワネットの生涯を追いながら縁のある品々を展示する展覧会です。

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そごうよりも高島屋のイメージだが。
意味も無く (*^-^)←・・薔薇?

展示はマリー・アントワネットを描いた絵画、王妃愛用の品々を中心に、当時の地図、側近を描いた絵画、風俗画などまで幅広い内容です。

婚礼の様子や身につけていた豪華な品々の紹介などが続きますが、馴染みがあるのはヴィジェ・ルブランの絵画くらいでしょうか。

ルイ16世がアントワネットに贈ったという時計のネジがなんだか切ない感じがしたなあ。
そんなもの贈られても。。

意外と品物が残っていることに驚きました。
娘のマリー・テレーズが長生きしていたことを知らなかったけれど、そのおかげもあって色々と遺されていたのですねえ。


ドレスの復元コーナーでは写真を撮ることもできます。
この辺はやや遊んだデザイン。

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流行のヘアスタイルの復元。

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流行っておかしすぎるw
これは現代にも言えることですが、どうして誰もおかしいと思わなかったのか・・。

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実際にかつらをかぶって写真撮影が出来るコーナーがあって女性が並んでましたよ^^

後半では首飾り事件と処刑前後のストーリーが紹介されています。

あの首飾り事件の首飾りまで復元されていました!!
確かに豪華。
でもあんな重そうな首飾り、きっと首が痛いはず。
頭に船載せて、あのネックレスしたらつらいだろうな。

それに騙りの女性が全然アントワネットに似ていないのに驚いたんだけど・・。


この展覧会、池田理代子がガイドやコラボグッズなどで全面協力しているようです。

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確かに私のアントワネットイメージは90%位ベルばらからきている。
日本でのアントワネット人気への池田理代子の貢献度は恐ろしく高いと言えるのではないでしょうか。

この池田さん、国立新美術館で開催中の「リヒテンシュタイン華麗なる侯爵家の秘宝」にも協力して漫画を出すみたいです。
買おうかと思っています^^


ヨーロッパの宮殿よりも日本の城、貴族よりも武士という嗜好の私ですが、予想よりも面白かったです!
マリー・アントワネットに興味がある人もない人もそれなりに楽しめるのではないでしょうか。

アントワネットの誕生日(11/2)と命日(10/16)に薔薇を持参すると、入館無料になるらしいです。
当日券1200円よりはずっと安く済むし、なんだかお洒落な企画ですね♪


(2012.10.6)


「マリー・アントワネット物語展」
■会場:そごう美術館(横浜駅東口 そごう横浜店6階)
■会期:2012年9月15日(土)~ 11月18日(日)
■休館日:10月2日(火)
■開館時間:10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)

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2012年10月 8日

ruru (01:28)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島@日産スタジアム

"2012Jリーグディビジョン1[第28節]横浜F・マリノスvsサンフレッチェ広島"観戦へ行ってきました!

毎度の日産スタジアム。

行きの電車では雨が降っていてどうなることかと思ったけれど、試合前には良い天気になって良かった!
晴れたり曇ったりしつつも最後まで雨は降りませんでした^^

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三連休でファミリーも多く、なかなかの入りでした。
広島が首位独走中なこともあってかマスコミ取材も多かったみたい。
サンフレッチェのサポーターも遥々広島からたくさん来ていました^^

しかし肝心の選手は出場停止が多いし、注目はサンフレッチェの佐藤寿人だし、ホームなのにやや残念な感じも。

試合の方は。。

何となくゆるい感じだった(;^ω^)
なかなかシュートできず、入らず・・。

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お互いよく守ったとも言えますが、あまり盛り上がりがなかった。
小野のPKには盛り上がりを見せたけれど、失敗するとはね・・(゚Д゚)
まあ仕方ないけど。

というわけでドロー。

なんとなくぬるっとした気持ちのまま試合終了です。

駅までの帰り道の雰囲気もなんだかぬるっとしてたよ。。


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ruru (00:37)

カテゴリ:旅行・イベントスポーツ観戦

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