2012年12月アーカイブ

白隠展 禅画に込めたメッセージ@Bunkamuraザ・ミュージアム

2012年美術鑑賞納めはBunkamuraザ・ミュージアムの「白隠展 禅画に込めたメッセージ」となりました。


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江戸時代の禅僧白隠が遺した禅画や書の展示です。
40数カ所の所蔵者から大作を中心に約100点を厳選したんだそうですが、オール白隠の充実ぶりに濃密な時間を過ごすことができました。


禅僧というと厳しい修行を続ける生真面目なイメージですが、白隠の禅画はどれもユーモアに溢れています。


力強い筆遣いの迫力。
豊かな表情。
教えを説きながらもどこか力が抜けた雰囲気。


奔放で洒脱です。


達磨など同じモチーフながら全く違う筆致の作品を眺めることも出来て面白かった!

いつもながらBunkamuraザ・ミュージアムは会場設営と装飾が良いですね。


賛の解説がもっと詳しいと楽しかったかも。
でもあまり突っ込むと仏教色が強すぎてしまうのかな。。
禅画を読み解くというよりは書画を楽しむ美術展という趣の方が強かった気がします。
著作が読みたくなったけれど、漢文なのかな~^^;


一番驚いたのはメビウスの輪。
白隠のほうが100年も早く描いているんだとか。
滑稽な書画で説いているところが白隠流。


池大雅の画に白隠が賛を書いたものもありました!
これは贅沢な。。


デザイン的な視点で観るもよし、仏教的な視点で観るもよし、の展覧会なんじゃないでしょうか。

まだまだ始まったばかりです。


(2012.12.27)


「白隠展 禅画に込めたメッセージ」
■会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(東京都渋谷区)
■会期: 2012/12/22(土)-2013/2/24(日)
■休館日:※1/1(火・祝)のみ休館
■開館時間:10:00-19:00(入館は18:30まで)
※毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)

 


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2012年12月30日

ruru (18:39)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

K-BALLET COMPANY 「くるみ割り人形」@赤坂ACTシアター

冬になると何故かバレエが観たくなる・・。

そんなわけで熊川哲也が総監督を務めるK-BALLET COMPANY Winter 2012「くるみ割り人形」を観に行ってきました♪

場所は赤坂ACTシアター。


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初めてだったけれど、赤坂駅直結で迷うこともなく。
赤坂へは以前毎日通っていたので懐かしい。
TBSのスケートリンクはすごい人混みでした・・。


クリスマスにぴったりの「くるみ割り人形」。
音楽も有名なので気楽に観ることができます。


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Kバレエのスクールの子なのか、バレエやってます風の子供たちがたくさん来ていました。
チケットはまあまあお値段がするので親御さんも大変だなあとか思って眺めていました^^;


公演時間も短めです。


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Kバレエカンパニーは初めて。
熊川哲也は昔随分観ていたのですが、(友達に付き合って出待ちまでした思い出が ・・)バレエ団を立ち上げてからはなんだか遠ざかっていました。
意外とチケットが取りにくいし、値段もまあまあする。
それなら来日公演系の方が良いかな~なんて思っていたのです。。


今回も熊川哲也は出ないし・・とあまり期待していなかったのですが、良かったです!
私が観に行った回のプリンシパルは松岡梨絵さんという方で、疎い私は全然知らなかったんだけど、本当に素晴らしかった!
美しいバレエ。
オーラがありました。
その上普通に美人だし。


全体的なレベルも高いですね。
熊川哲也は厳しそうだからな・・。
綺麗に揃う群舞を見ながら熊川哲也の険しい顔が浮かんでしまった。。


音がオケじゃないのは残念だけど、舞台セットも綺麗だし夢の世界を堪能することができました*^^*

完成度の高いバレエ公演で、Kバレエカンパニーが人気なのがわかります。


最近は歌舞伎がメインだったけれど、味を占めて?近日またバレエを観に行こうかな。


(2012.12.23)

 

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メトロポリタン美術館展@東京都美術館

東京都美術館で開催中の『メトロポリタン美術館展 大地、海、空--4000年の美への旅』にようやく行ってきました。


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「西洋の美術において、風景(大地、海、空)や動植物が、どのように捉えられてきたか」というテーマに基づき、古代文明から現代まで多様な展示になっています。


絵画だけでなく写真や工芸品もあり、時代もバラバラ。
テーマには沿っているものの、紀元前の発掘品を見たかと思うとつい最近の油絵が並んでいて・・という具合なので鑑賞していてどうも気持ちが落ち着きません。
後半になってやっと慣れた^^;


初めての作家の作品もありましたが、蒼々たるビッグネームの作品が多数展示されています。


私の好きなレンブラントの≪フローラ≫。
これは個人的にはそんなにピンとこなかった。
いつもレンブラントの作品は遠くからでもビビッと目を引いて胸が熱くなるのだけど、こちらはいまいち。
綺麗な絵なんだけど地味で寂しい印象だし光の加減も薄い。
好みの問題か・・。


昔からよく比較されたというジュール・ブルトンとミレー。
ブルトンの≪草取りをする人々≫とミレーの≪麦穂の山:秋≫を並べて鑑賞できるなんて贅沢!
私は結構ブルトンが好き。
農村を美化して描いていたというだけあって、美しい絵画です。

ゴッホの≪歩きはじめ、ミレーに拠る≫もありました。
コテコテと塗った筆のくどさと淡い色調の美しさが何ともいえない存在感を醸し出していました。
柔らかさがあってゴッホなのに落ち着いて観ることができます^^


今回の目玉と言えば日本初公開!ゴッホの≪糸杉≫。
でも展示は普通にされていたので特別扱いではないみたいですね。
その辺もよくわからない展示だったなあ。

うねる糸杉、草むら、空、雲・・この迫力の世界観は狂気なのか絵画にかける執念なのか・・。
胸がざわざわしてくるんだけど、目が離せない。

幸い、フェルメールみたいに長蛇の列でもなんでもなくじっくり観れました!
なんという贅沢。


そして私の好きなルソーもあった!
≪ピエーヴル川の堤、ビセートル付近≫・・おかしな絵ですよ。
完全に異空間への扉が開いていますw
でもなんだか挽きつけられるのだなあ。
狂気のゴッホより真顔で?こんな絵を描いていたルソーの方がおかしい気もする^^;


自分が良いと思ったのが意外だった作品がフランソワ・ブーシェ≪使者の派遣≫。
古典的な絵画はあまり好きでないのに、何故か目を引いてとても気に入ってしまいました。


他にもルドン、セザンヌ、ホッパーなどなど個人的注目画家の作品が多数あって濃密な展覧会でした。

1月4日までなのであと4日です!(元日は休みらしい)

丁度クリスマス前だったのでツリーが飾られていました♪

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「メトロポリタン美術館展」
■会場:東京都美術館(東京都台東区)
■会期: 2012年10月6日~ 2013年1月4日
■休館日:毎週月曜日、10月9日、年始年末休館12月31日(月)~1月1日(日)
■開館時間:午前9時30分から午後5時30分まで(入室は午後5時まで)
※毎週金曜日は午前9時30分から午後8時まで(入室は午後7時30分まで)
※毎週土曜日は午前9時30分から午後6時まで(入室は午後5時30分まで)

 

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十二月歌舞伎公演『鬼一法眼三略巻』@国立劇場大劇場

12月は歌舞伎鑑賞はお休みのつもりでしたが、チケットをもらったので国立劇場へ出かけてきました。

演目は『鬼一法眼三略巻 第四幕』です。


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文耕堂・長谷川千四=作
鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき) 四幕

序 幕  六波羅清盛館の場   
二幕目  今出川鬼一法眼館菊畑の場
三幕目  檜垣茶屋の場
大 詰  大蔵館奥殿の場

鬼一法眼・一条大蔵卿を吉右衛門、牛若丸・鬼次郎を梅玉、清盛は歌六。
ベテランから若手まで安定の布陣です。


若手中心の熱気ある芝居も好きですが、落ち着いた雰囲気で安心して鑑賞が出来るこういう舞台も良いです。


源氏の敵討ち前の物語で、常盤御前や一条大蔵卿の本意が判明するところが見所。
吉右衛門は格好良い~!!

序幕での皆鶴姫と湛海の剣術試合も面白かった。


今回初めて三階席だったのですが、思った以上に良く見えました。
下手側だったので花道もばっちりで、これで2500円とは激安です。
やっぱり国立劇場は見やすい!


(2012.12.17)


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12月文楽公演@国立劇場小劇場

6日に引き続き、12月文楽公演を鑑賞してきました。


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<プログラム>
苅萱桑門筑紫いえづと(かるかやどうしんつくしのいえづと)
     守宮酒の段
     高野山の段


傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく)
     新口村の段


『苅萱桑門筑紫いえづと 守宮酒の段』はひどい話だった。。

重宝の夜明珠を渡さないために使者のゆうしでをだますわけですが、恋心を利用し媚酒を使い・・結局ゆうしでは使者の役割を果たせずに自害してしまう。

だます場面はどこか滑稽な動きもあって笑えるところもあるのだけど、自害するゆうしでも哀れ、娘を喪う父親洞左衛門の嘆きも哀れ・・。
洞左衛門の号泣には皆涙・・そして熱演に大拍手!

まあ浄瑠璃や歌舞伎にはこういった話も多くそこが見せ場なわけですが、理不尽なのでどうも納得いきません^^;

休憩時間中隣に座っていたおばさまグループも「ひどい話よね~」と盛り上がっていました・・。

『苅萱桑門筑紫いえづと 高野山の段』と『傾城恋飛脚』は両方とも親子の別れ。
お涙ものが続きます。


『傾城恋飛脚』は人形の数も多く少し賑やかな演目でした。
はらはら舞う雪が美しい。


やはり女性の登場人物がいると見た目が華やかなのも良いですね。


後方席だったのでオペラグラスで覗かないと人形の表情までは観れません。
全体の動きはよく見えるのだけど、次回は前の方の席で見たいなあ。
細やかな動きが素晴らしいんだよなあ。。
次回は3列目中央辺りで観たい!


 

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2012年12月16日

ruru (22:29)

カテゴリ:旅行・イベントコンサート・芸術鑑賞

ネストル・マルコーニ×三浦一馬「バンドネオン・ヒーローズ~師弟デュオ競演」@紀尾井ホール

紀尾井ホールへバンドネオンを聴きに行ってきました。


ネストル・マルコーニ×三浦一馬
「バンドネオン・ヒーローズ~師弟デュオ競演」


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【出演】
ネストル・マルコーニ(Bn)/三浦一馬(Bn)
フランソワ・キリアン(Pf)
カーメラ・オルケスタ(室内合奏団)

【プログラム】
ピアソラ:リベルタンゴ
マルコーニ:モーダ・タンゴ
マルコーニ:ロブスタンゴ(本邦初演)
マルコーニ:ティエンポ・エスペラード
マルコーニ:グリス・デ・アウセンシア
ピアソラ:現実との3分間


ピアソラ:バンドネオン協奏曲
マルコーニ:カーメラ・タンゴス(協奏曲形式)(本邦初演)


アンコールは、モーダ・タンゴと現実との3分間を協奏曲形式で。


三浦一馬はちょこちょことコンサートをしているような気がするけれど、マルコーニはなかなか聴けないのではと思っていそいそと出かけていった次第。


ソロ、デュオ、ピアノとのトリオ、オケが入った協奏曲と盛りだくさんのプログラムでした!

マルコーニ作曲の曲が多くて、自身でオケの指揮もしていました。

ピアソラの曲も良いけれど、マルコーニも良いですね^^b


三浦一馬も巧いのだけど、マルコーニの音のまろやかさが異次元過ぎて・・。
熟成された音ってこういうのを言うんだろうなあ。
いくらでも聴き続けられる音楽。
素晴らしかったです!

弟子を暖かく見守る空気感も暖かくて良かった。

紀尾井ホールの程よい大きさも落ち着く^^
パラパラと空席があったのが残念。
平日夜は難しいよね。。


師走にふさわしい!?大人のタンゴの夜でした。

目の前にあるホテルニューオータニのクリスマスイルミネーション。


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(2012.12.11)


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2012年12月13日

ruru (00:40)

カテゴリ:旅行・イベントコンサート・芸術鑑賞

第四十四回文楽鑑賞教室@国立劇場小劇場

チケットを譲ってもらったので「第四十四回文楽鑑賞教室」へ行ってきました。
場所は国立劇場小劇場です。


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解説のついた文楽の公演なのですが、最初に『靭猿』、解説を挟んで『恋女房染分手綱』というスケジュールになっていました。


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ちょっと見にくいですが・・


『靭猿』は猿の可愛さと哀れさに笑いあり涙あり。
歌舞伎でも現代劇でも、動物が出てくると場が和みます。


『恋女房染分手綱』はただただ切ない母子の話。
泣けます。


義太夫の語りはすごい。
一人で何役も語り分けていて、本当に物語の世界に入り込んでしまいます。。


人形の動きも素晴らしい。
遣い手さんがしっかり見えているはずなのに気にならなくなってしまうのだから不思議。


鑑賞教室だけあってどちらも有名な話だし、パンフレットも無料で配布され、途中で解説も入ると言う至れり尽くせりで気軽に楽しめました。


解説も面白おかしくしてくださって分かりやすかった。
これだけの伝統芸能なのだから補助金はしっかり出して欲しいですよ。


字幕もあって便利だけど、つい見入ってしまって肝心の人形から目を離してしまうことになるのでこれはできるだけ見ないようにしていました^^;
先に物語を頭に入れておいて、舞台に集中するのが一番では。


というわけで、来週また行くので先にプログラムを購入してきました!
予習しておかねば。


(2012.12.6)


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2012年12月11日

ruru (16:06)

カテゴリ:旅行・イベントコンサート・芸術鑑賞

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