2013年3月アーカイブ

ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア@Bunkamuraザ・ミュージアム

ルーベンスで連想するのは「フランダースの犬」というのは私だけでしょうか?

作品を観ることができれば死んでも満足とはどれほど素晴らしい画家だったのだろうという思いがずっとありました。

それと同時にルーベンスと聞くと可哀想なイメージとリンクしてしまい、敢えて自ら観たいと思わなかった画家でもあります。
もちろん何らかの展覧会で1点2点と触れる機会はあったのですが。

そんなルーベンスの展覧会「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」が渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されています。


パトラッシュの姿も。


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(絶対お金を入れたくなる盲導犬育成の募金箱♪)


ルーベンスは画家として名声を得た後、工房を立ち上げて多くの作品を作り出しています。
弟子の才能には随分差があり、作品のかなりの部分はルーベンスの力量に頼るものだったそう。

それでも見込んだ画家に風景や動物などを描いてもらうなど、完全分業制で作品を仕上げていたようです。
"同じ画面上の異なる作風の共存は逆に大きな魅力となった"との解説がありました。

なるほど。
う~ん、作品として完成度が高いのはそのおかげなのかなあ?
私ごときは言われたらそうなのかと素直に思うだけで、知らなければ一人の画家の作品として観ているだけだと思う^^;


工房作品にはルーベンスの作品と左右反転のものがあったり、比較できるのは面白かったです。


1番良かったと思うのはルーベンスの《せめぎ合う躍動感と緊張感》。
迫力ある構図かつ美しさがあって気に入りました。


あと面白かったのはスネイデルスの《猟犬に襲われる猪》。
題材も刺激的だし、臨場感があって印象に残ります。


《キリスト降架》や《聖母マリアの被昇天》など、「フランダースの犬」に出てきた絵画は、弟子の作品が来ていました。
なんだかやっぱり悲しい気持ちに。。
子供の胸に響いた感情って何十年経っても後を引くものだなあ。
懐かしい音楽を聴くと当時の感情が蘇るのと同じです^^;


ルーベンスにとってラファエロの影響が大きかったらしいですね。
丁度今上野の西洋美術館でラファエロ展が開催中なので、同時期に観ると面白そう。
チケットは買ってあるので早く行かねば。


目の前のドゥマゴカフェのお花が綺麗でした♪

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(2013.3.19)


「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」
■会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(東京都渋谷区)
■会期:2013年3月9日(土)~4月21日(日)
■休館日:会期中無休
■開館時間:10:00~19:00 毎週金・土曜日は21:00まで


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2013年3月31日

ruru (12:53) | コメント(2)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

平成二十五年三月歌舞伎公演@国立劇場

3月の歌舞伎は国立劇場へ。
御園座は予定外、こちらが予定通り^^

東京では早めに桜が開花。
国立劇場さくらまつりの開催前なのに既に満開状態でとても綺麗でした!

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今月の演目は「隅田川花御所染」です。


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スケジュール。


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福助さんが愛に狂う花子の前を熱演です。
存在感があって美しい。。

翫雀さんと錦之助さんが抜群の安定感で舞台を支えています。

松若丸が中村隼人でちょっと驚きました。
大抜擢じゃないでしょうか。
若々しいなあ。

今回若手が結構入っていましたね。
何の違和感もありませんでしたが。
皆さん頑張っています。


静かな庵や川の中、清水など場面もバリエーション豊かでメリハリがある!
静寂あり、おどろおどろしさあり、華やかさありでバランスの良い通し狂言でした。

話はかわいそうだったけれど、歌舞伎らしい話ではありますか。

(2013.3.23)


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2013年3月28日

ruru (23:48)

カテゴリ:旅行・イベントコンサート・芸術鑑賞

アニメ化40周年ルパン三世展@佐倉市立美術館

24日で終わってしまったのですが、佐倉市立美術館では「アニメ化40周年ルパン三世展」が開催されていました。


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1階にはルパンと次元の等身大フィギュアがありました。
最近は一緒に写真を撮るコーナーが人気ですね。


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展示の内容は原画や原稿、アニメの設定資料、グッズやポスターなどなどかなり充実していました!

私はアニメだけでなく原作だって読んでいたのです (`ω´)
とアニメしか知らない人とは違うのよアピール。
いや、それほどコアなファンでもないけれど原画が観られたのは嬉しい。

やはり巧いなあ、当たり前だけど。
躍動感ある構図がすごいと思うのです。


面白かったのはパイロットフィルム。
シネマスコープ版とテレビ版が流れていて、声優が全然違います。
ルパンは野沢那智と広川太一郎。
違和感がある~でも二人とも大御所だし違うルパンが誕生していたのかも。


単純に楽しい展覧会でした。
巡回しているようなので近場で開催していたら是非行ってみて欲しいです♪


原作者のモンキー・パンチ氏は佐倉市在住なのですね。
佐倉市のカレンダーなども描いているらしく、ルパン以外の展示もありました。


あと"佐倉花フラワーフェスタ2013"のチラシはやはり佐倉市在住の高橋真琴!
可愛い♪♪
↓以前行った高橋真琴展の記事。
>高橋真琴の夢とロマン展@八王子夢美術館


佐倉って自然いっぱいで里山風だけど都内にも通える距離だし、文化的で良いところだなあ。

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列島の民俗文化@国立歴史民俗博物館

国立歴史民俗博物館こと歴博。

3月19日に総合展示第4展示室「列島の民俗文化」がリニューアルオープンしました。


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佐倉市立美術館にも行くつもりだったので時間が限られていたのですが、川村記念美術館との間に寄ることに。

ここは一日がかりだとわかっていたのに、ついつい土偶などに魅入って時間が過ぎ・・気づけばまだ第1展示室。


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あわてて第4展示室へ直行。
また来るよ、私の好きな近世よ。。


入り口すぐがおせち料理だったのでびっくり。
確かに最近は買うことも増えているしこういったものも民俗文化の一つなのですね。
想像していた展示内容と違っていて驚かされました。

でもどの家庭も買っているみたいな印象を受けるのはちょっと違和感があるかなあ・・うちは作るからね^^;

その次が観光地とお土産の展示。
ご当地キティなどもありとても楽しいコーナー。

次の展示ゾーンに入ると少しイメージしていた"民俗"らしい雰囲気です。
祭礼や妖怪などについて、写真や模型で解説されています。


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リアルな?河童に子供がビビッていました。

私は狐の窓の方が怖い(゚Д゚;


アイヌや沖縄の文化などの紹介もあります。
こういうのをもっと子供の頃から学んだ方が良いと思う。
学校ではあまり触れない気がする。

一口に民俗文化と言っても、生活自体や暮らしの技、信仰など奥が深い。
展示物が面白くていくら時間があっても足りません。

私が一番好きなのは郷土玩具なんだけど、これはあまりなかったですね。
ちょっと面白かった輸出用の招き猫。


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9月23日まで「東日本大震災と気仙沼の生活文化」という特集展示も開催しています。
被災した旧家の復旧など歴博の取り組みが紹介されていました。


結局最後は駆け足になってしまったのでまた行かなくては。
オープンしたばかりなのでこれからずっと観られるわけだし、今回はささっと退散しました^^

買い物は平成19年に東京の昭和館で催された「手塚治虫の漫画の原点 戦争体験と描かれた戦争」図録。


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中で紹介されている漫画はほぼ全て読んでいた!
過去だけでなく未来の戦争も描いた手塚治虫の「命を大切にする」というメッセージの強さを改めて感じられました。

こんな過去の図録を手に入れられてラッキー♪♪

過去ログ探ったら図録完売となっているけど・・?
>昭和館 これまでの特別企画展

(2013.3.22)


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BLACKS(ルイーズ・ニーヴェルスン、アド・ラインハート、杉本博司)@DIC川村記念美術館

心地よい季節になってきたので、自然散策ができる佐倉市のDIC川村記念美術館へ出かけてきました。


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桜は10種類250本とのことですが、種類によっては満開なものの、全体的には蕾も多く春まではもうちょっとというところ。
それでもここのお庭は最高!


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花だけでなく鳥たちも多く、気持ちが安らぎます♪

アイドルのガチョウ。


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桜とカラス。


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ヘンリームーアの彫刻がある広場は菜の花畑が満開でした。


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一番人目を引いていたのはハクモクレン。
丁度盛りで本当に見事でした。


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カタクリの花も。
高価そうなカメラを構えたおじさんたちが囲んでいました^^;


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さて、現在の企画展は「BLACKS」。
「黒」を作品の重要な要素としたルイーズ・ニーヴェルスンの彫刻、アド・ラインハートのスクリーンプリントや油彩画、杉本博司の写真で構成されています。


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展示室は杉本博司の『劇場』シリーズから。
静寂を感じる無人の劇場写真ですが、うっすらと浮き上がるスクリーンが意思を持っているような気にされられるのが不思議。
「白黒写真は現実世界からの抽象化」という言葉に納得。


造形系が好きなので、一番良かったのはルイーズ・ニーヴェルスンのコーナー。
薄暗い照明効果もあって色彩を失った森に入り込んでしまったような迫力ある世界観が味わえました。


もう一人のアド・ラインハートは抽象的過ぎて私にはちょっとわかりませんでした。。
ひたすら黒の正方形が・・。


川村記念美術館は常設展示も素晴らしく、人も少ない中良い作品をゆっくり鑑賞することができます。
私が一番好きなのはシャガール《ダヴィデ王の夢》。
レンブラントの《広つば帽を被った男》も惹きつけられます。

日本画も少しだけあります。
大観《輝く日本》、蘆雪の《牧童図屏風》など。
《牧童図屏風》が良いのだなあ、特に。


美術品もお庭も充実、レストランも美味しいしおススメの美術館。
アクセスが悪いのだけが難点か。

(2013.3.22)


「BLACKS ルイーズ・ニーヴェルスン | アド・ラインハート | 杉本博司」
■会場:DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)
■会期:2013年2月2日(土)~4月14日(日)
■休館日:毎週月曜日
■開館時間:午前9時30分~午後5時

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ミュージカル「新幹線おそうじの天使たち」@AiiA Theater Tokyo

ミュージカル「新幹線おそうじの天使たち」を観てきました。
会場は渋谷のAiiA Theater Tokyo(アイアシアター東京)です。


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元マッスルシアターだったところらしい。
NHKの目の前です。


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簡易劇場だったのか座席とトイレが仮設風でした^^;
でもロビーに出演者宛の花の香りが満ちていたのは良かったなあ。


ミュージカルは新幹線の清掃会社を舞台におもてなしの心や仕事のやりがい、人との触れ合いを描いたヒューマンドラマ。
『新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?』という本が原作です。



新幹線お掃除の天使たち 「世界一の現場力」はどう生まれたか?


主演は杜けあき。
松本明子、モト冬樹、木の実ナナなど実力派の俳優さんたちとAKBや元SDNの子たちも出演しています。

内容が現実っぽいのでミュージカルとしてはどうなのだろうと思っていたけれど、意外と良かった!

杜けあき、巧過ぎる。
やわらかい歌声にうっとり。
ソロパートではブラボーの声が上がっていました。

もう一人樹里咲穂という人がとても巧かったので休憩時間にググったらやはり元宝塚スター。
無知で申し訳ないです。。

宝塚パワー恐るべし。
未だ一度も宝塚の舞台を観たことがないって自分ダメだなあ。

アイドルの女の子たちも可愛いだけじゃなくて歌もいけるのですね。
とても上手な子もいたからこれから活躍するのかも。

ブロードウェイのような迫力はないけれど、笑いあり涙ありで想像していたよりずっと楽しめました。


小首をかしげる代々木公園のカラス。
人懐こくて可愛かった♪


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(2013.3.19)

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2013年3月21日

ruru (21:23)

カテゴリ:旅行・イベントコンサート・芸術鑑賞

円山応挙展 応挙ー江戸時代絵画 真の実力者ー@愛知県美術館

現在愛知県美術館では「円山応挙展 応挙ー江戸時代絵画 真の実力者ー」が開催中です。


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世の中では若冲人気ですが、私は応挙の方が好き。
落ち着くし、ずっと観ていたくなるのはこちら。
体の力を抜いてふわっとした気持ちで鑑賞できるし。


今回の目玉は大乗寺の《松に孔雀図襖》《郭子儀図襖》の再現です。
畳まで用意され、実際のお寺を移築したかのような展示になっています。

また、LEDライトで1日の光の移り変わりを表現してあり、絵を1日鑑賞しているような疑似体験ができるのも画期的。

空間の使い方の絶妙さに恍惚としていると、徐々にライトダウンしていき薄暗がりに。
孔雀も郭子儀も暗いながらも鮮明に浮き上がって見えて新鮮でした。

応挙自身は一度も大乗寺を訪ねることなく完成させたという襖絵ですが、現実空間との連続性を演出してあり、開け閉めの効果まで計算済み。
プロだなあ。


私が一番気に入ったのは《龍門鯉魚図》です。
鯉の滝登りが墨の線だけで表されていておお~っと感心させられます。
以前江戸博で観た時も印象に残った逸品。

墨絵が好きなので、《雨竹風竹図屏風》なんかも良かった!

今回は応挙が影響を受けたであろう中国絵画も展示されているので、色々見比べながら鑑賞できるのが面白かったです。

意外とこれいい!って思うと応挙ではなくて中国絵画というパターンもありました。
先人たちの方が筆遣いが少し力強いんですよね。
それが良いなあと思ったりして。

あと、応挙と言えば可愛い動物画。
虎が一番好きだけれど、子犬たちもコロコロと愛らしくて口元が緩んじゃいます。


応挙の作品の素晴らしいところは、奥行きのある立体感でしょうか。
どれも派手さはないのだけれど、前に立つとぐぐっと惹きつけられます。

これだけ充実の展覧会が巡回しないなんて勿体無いなあ。
あんな立派に再現した大乗寺客殿が1回限りなんて。。


愛知県美術館は初めてだったので、常設展示も堪能してきました。
個人的にはエルンストの《ポーランドの騎士》が一押し。
良いもの持ってます!

たまたまEテレで特集を見たばかりだったので、東松照明の企画展示があったのはタイムリーでした。
《シューシャインボーイの視線》が観れた。
テレビでご本人がお話されていましたが、ご本人が亡くなっても写真は残っていつまでも私たちに語りかけてくれますね。

あと須田剋太!
以前どこかで観た時もびびっときたのだけど、どこでだったかなあ・・。
ここではコラージュ作品がいくつか展示されていました。
力強さがあって良い味なのです。
展覧会でもっと観たい!!
どこかうちの近くでやって欲しい (。・ε・。)


地下にも作品がありました。
加藤昭男の《ツタンカーメンのえんどう豆》。
目を引きます。


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近くには愛知トリエンナーレの広告が出ていました。


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ついでにテレビ塔。


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「円山応挙展 応挙ー江戸時代絵画 真の実力者ー」
■会場:愛知県美術館(愛知県名古屋市)
■会期:2013年3月1日(金)~4月14日(日)
■休館日:毎週月曜日
■開館時間:午前10時より午後6時まで(入館は午後5時30分まで)

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2013年3月18日

ruru (23:20)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

徳川美術館&徳川園

折角名古屋まで行ったので、ついでにもう少し周ってきました。

とりあえず徳川美術館と徳川園へ。
徳川園は花の時期らしい。


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うーん、ちょっと早かったかも。
梅と椿はそこそこ咲いているかなというところ。
天気が悪かったこともあって春らしさはあまり感じられず。

尾張徳川家のものということでかなり期待していたのですが、お庭もそこそこ・・。
美しい池泉回遊式の日本庭園ではありますが、色々とお庭を見てきた中ではそれほどの感動もなく。


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それでも綺麗な梅ありました。


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うちの庭にもいるけど・・ヒヨさん。


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梅は枝に惹かれるのです。
何故か。


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切り後がなんだか面白かったやつ。


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黒門は時代を感じられて良かった。
時代は少々新しく明治期の物らしいですが、正門に相応しい佇まいです。


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同じ敷地内に徳川美術館があります。


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特別展はこの時期らしく「尾張徳川家の雛まつり」でした。
享保雛1組だけ写真撮影OKでした!


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お雛様の左右には犬張子がいます。
犬張子好きだが・・これは何か違うw


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徳川家の姫君のためのお雛様や名家に伝わってきたお雛様の展示でした。
お姫様のお道具の豪華さときたら・・!
一つ一つの意匠も凝っていますが、何より数が多い。
雛段のボリュームに圧倒されました。

解説を見たところ、公開用とプライベート用があったとか。
プライベート用は、少々地味で数も少なめでした。


常設展示は、尾張徳川家の遺愛品など。

初音の調度からは「初音蒔絵色紙箱」「初音蒔絵硯箱」が展示されていました。
当時最高の芸術品だったことは間違いない。
豪華です。


甲冑や刀剣、能面や衣装などがありましたが、これは!と思ったのは「曜変天目(油滴天目)」ですね。
あな美しや。
今「曜変・油滴天目-茶道具名品展-」を開催している静嘉堂文庫も行きたいんだけどなあ。


徳川美術館は初めてで、勝手なイメージとしてもっと貴重な物が見られるような気がしていたのだけど、結構普通でした^^;
もちろん充実はしているのですが。
きっとあれこれ展覧会を観過ぎているのでしょう、スイマセン。


(2013.3.13)

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三月大歌舞伎@御園座

とうとう歌舞伎を観るために遠征してしまいました。
場所は名古屋の御園座です。


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今月で閉館の御園座。
人生初かつ最後と相成りました。

歴史ある劇場のようなので残念ですね。
でも、去年夏あれほどチケット入手が困難だった澤瀉屋の襲名披露公演が、思いつきで買えるほど余っていたことを考えると推して知るべしかもしれません。
なんとか再建できると良いのですが。


目の前には歌舞伎のからくり時計がありました!

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今月の公演は猿翁、猿之助、中車の襲名披露の三月大歌舞伎。
折角新幹線で行くので昼夜ぶっ通しで観ました (`ω´)

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昼の部

一、小栗栖の長兵衛(おぐるすのちょうべえ)
                 長兵衛       中 車
               馬士弥太八       右 近
                妹おいね       笑三郎
                堀尾茂助       月乃助
                猟人伝蔵       弘太郎
                父長九郎       寿 猿
                巫女小鈴       春 猿
                 僧法善       猿 弥
                 七之助       門之助


二、猿翁十種の内 黒塚(くろづか)
         老女岩手実は安達原鬼女  亀治郎改め猿之助
               山伏大和坊       門之助
               山伏讃岐坊       右 近
               強力太郎吾       猿 弥
               阿闍梨祐慶       梅 玉


三、楼門五三桐(さんもんごさんのきり)
                真柴久吉  猿之助改め猿 翁
              石川五右衛門       右 近


夜の部

一、春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)
                曽我五郎       右 近
                 静御前       春 猿
                曽我十郎       笑三郎


ニ、ぢいさんばあさん
               美濃部伊織       中 車
                 妻るん       笑 也
              宮重久右衛門       猿 弥
                戸谷主税       薪 車
               石井民之進       弘太郎
                宮重久弥       月乃助
              下嶋甚右衛門       右 近


                      猿之助改め猿 翁
                      亀治郎改め猿之助
                           中 車
                           幹部俳優出演


四、三代猿之助 四十八撰の内 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
  川連法眼館の場
  市川猿之助宙乗り狐六法相勤め申し候

       佐藤忠信/忠信実は源九郎狐  亀治郎改め猿之助
                駿河次郎       門之助
                亀井六郎       右 近
                  飛鳥       竹三郎
                川連法眼       段四郎
                 静御前       秀太郎
                 源義経       藤十郎


猿翁は体調不良で休演でした。
ご回復と復活を強く願います・・。

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スケジュールは下記の通り。


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昼の部は中車主演の「小栗栖の長兵衛」から。
村の鼻つまみ者が、実は明智光秀を討った手柄者と判明。
周りの態度が一変していくというわかりやすく楽しい内容。
歌舞伎に不慣れでも戸惑いなく笑えるのではないでしょうか。
安心して観ていられる役者陣による安定した芝居だったと思います。


「黒塚」は一変して重々しい雰囲気。
老女岩手は実は鬼女であり、阿闍梨祐慶一行との戦いののち姿を消すという舞踊劇。

踊りには定評がある猿之助なのでさすがの迫力でした。
舞台の雰囲気もあって、悲しみと怒りが渦巻くしんとした空気感が良かった。

仏倒れもすごかった!

祐慶は風格ある梅玉さんで、重厚な舞台になっていました。


「楼門五三桐」は右近さんの五右衛門、巧かったなあ。
ここで猿翁が出演できれば盛り上がりも最高潮だったかと思いますが、代役の中車も堂々たる演技で華やかな幕締めでした。


しかし、二階席が空き過ぎ。
"満員御礼"が出ているのにガラガラです。
企業が付き合いでまとめて買ったとかでしょうか。
「席の移動はしないでください」のアナウンスが何度も流れていたけれど、前方があれほど空いていたら移動する人も出てくるでしょう。
なんだかなあ・・"満員御礼"の事実が欲しいだけでは?とか思っちゃいました。
観客席の熱量が少なくて寂しいものがありました。


夜の部は「春調娘七種」から。
お正月っぽいイメージなので、時期には?だったけれど歌舞伎らしい華やかな舞踊劇で心が沸き立ちました。


「ぢいさんばあさん」は、悲しい話。
37年離れ離れになっていた夫婦が再会するものの、お互いがよくわからず・・。
中車と笑也さん、悲しみの中にもユーモラスな間を生み出していてとても良かったです!
泣けた・・。
掛け声もたくさん上がって皆感動。


夜には口上がありました。
御園座には坂田藤十郎さん、片岡秀太郎さん、中村梅玉さん、坂東竹三郎さんが華を添えてくれていました。
段四郎さんがいなかったけれど、体調不良でしょうか。心配です・・。


最後は出ました!「義経千本桜 四の切」です。
これはまあ体力使い倒しで大変な役なれど、猿之助の魅力が存分に味わえる魅力的な演目。
狐の可愛さ、親を思う切なさ、激しい動き。
大変な舞台だなあと思いながらも大いに楽しませてもらいました。
最後の宙乗りはかなり近くで観ることができて大興奮!
狙い的中。安い席も良いことあるよ。

しかし藤十郎さんと秀太郎さんの声が良く聞こえなかったのは後方の席だからでしょうか・・。
お年でお疲れなのかとも思いますが、役者の向きによって聞きづらいこともあったし音響設備の影響もあるかもしれません。


夜の部は観客もぎっしり。
熱気もあって雰囲気も良かった。

1日がかりの観劇でしたが、パワーをもらってきました♪
名古屋まで出かけた甲斐があるというものです。

名古屋では「猿之助の軌跡展」が開催されるようです。
どうせなら観たかったけれどまだ始まってなかった。
残念。

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(2013.3.12)

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2013年3月17日

ruru (10:28)

カテゴリ:旅行・イベントコンサート・芸術鑑賞

『日本美術全集』発刊記念スペシャルトークセッション「若冲、プライスコレクション、奇想の系譜~それぞれの若冲体験~」@丸ビルホール

小学館創業90周年記念企画である『日本美術全集』の発刊を記念したスペシャルトークセッションを聴講してきました。

日本美術愛好家で若冲のコレクターとして有名なジョー・プライスさん、京都国立博物館で若冲展を企画された狩野博幸先生、今回の美術全集の執筆もされている山下裕二先生がそれぞれの若冲体験について語られるという贅沢なイベントです。


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「若冲、プライスコレクション、奇想の系譜~それぞれの若冲体験~」


場所は丸ビルホールです。
少し前に到着したのですが、既に長蛇の列でした。
思っていたよりもご年配の方が多くてびっくり。


司会・通訳の方がいらっしゃったものの、主に進行は山下先生がされていました。


プライスさんが何度もお話しされていたのは、「若冲とは知らずにただ惹きつけられた」ということ。
「誰の作品かも知らなかったし、何故購入したのか説明できない」とも。

また、「自然の光の下で鑑賞して欲しい」というお話も情熱的にされていました。
「江戸時代当時には電気はなく、太陽・月・灯した火の3つしか明かりはなかった。時間によって移ろう光に合わせて描かれている。光が変われば絵も変わるという体験を通して絵の本当の力を感じて欲しい」(意訳です)

プライスさんが自宅のお風呂に《花鳥鳥獣図》をタイル壁画で再現してしまったというのは知る人ぞ知る逸話。
日本美術への愛情と情熱が伝わってきて、イメージ通りの方でした。

以前読んだ本。
面白いのでおススメ。


若冲になったアメリカ人 ジョー・D・プライス物語


狩野先生は、若冲の"旦那芸"ぶりを力説されていました。
「紙や絵具の価格には糸目もつけず制作し、売らずに寄進するなど一般的な画家ではできない。」
また、「若冲には不思議な調和性がある」という話には納得がありました。
確かにあれだけ個性的な画風なのに浮くことがないかも。
画家の性格がにじみ出ているとか・・?
そもそも商人だから生粋の画家より協調性がありそうです^^;


プライスさんのお話に奥様が補足されるのを微笑ましく感じたり、狩野先生のバッサリ斬りつけるような主張に笑わせていただいたり、1時間半に渡った興味深いトークセッションでした。

(2013.3.9)


現在東日本大震災復興支援としてプライスさん所有の美術作品による特別展「若冲がきてくれました プライスコレクション江戸絵画の美と生命」が開催中。
今回プライスさんはこのために来日されていました。

東北3県のみの開催ですが、素晴らしい復興支援!

>「若冲がきてくれました プライスコレクション江戸絵画の美と生命」展公式サイト


肝心の美術全集は、現在2巻まで発売中。
正に永久保存版に相応しい趣きです。

>日本美術全集公式サイト

予算的に全巻は無理なので、気になる巻だけでも欲しいなあ。。


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二川幸夫・建築写真の原点 日本の民家一九五五年@パナソニック汐留ミュージアム

先週になりますが、パナソニック汐留ミュージアムで開催中の「二川幸夫・建築写真の原点 日本の民家一九五五年」へ行ってきました。


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パナソニック東京汐留ビルが売却されたのでどうなることかと思っていましたが、しばらくはリースで使用していくらしいので閉館にはならないようですね。
良かった!


今回の展覧会は、著名な建築写真家二川幸夫の初期の作品による写真展です。
建築史家伊藤ていじの文章と共にまとめられた『日本の民家』全10巻からの出展になります。


写真は地域ごとに展示され、特徴や成り立ちなどの解説が付けられています。
京・山城、山陽、四国、九州、そして東北、関東、信州、北陸、高山・白川・・本当に日本中を飛び回ったのだなあ。

同じ日本にありながら、その土地ごとの気候や産業、立地条件や信仰などによって外観や間取りなどが少しずつ異なる民家。
高度成長期目を向ける人がいなかったという民家にカメラを向けた二川氏の美意識や感性を堪能できます。


立ち並ぶ屋根の美しさときたら・・!
地域によって随分特徴が違います。
茅葺屋根も美しいし、普段から石垣や瓦屋根のパッチワークが好きなので、惹かれる写真がたくさんありました。


風を避けたり雪対策をしたり・・。
郷愁的なだけでなく、人々の暮らしの知恵や工夫が感じられるのも面白いところです。


何枚かは人が写っている写真もありました。
戦後と言えば戦後になるのでしょうか。
貧しく、しかし逞しくといった庶民の暮らしを垣間見ることができます。

私から見れば随分昔の風景。
それでもどこか懐かしさを感じるのは日本人のDNAってやつかもしれません^^
年配の方は、懐かしげに感想を言い合いながら鑑賞していて楽しそうでした。


11日に、二川氏が5日に亡くなっていたというニュースが流れました。
展覧会では最近のインタビュー映像を見ることができ、まだまだご活躍の様子だったので驚きました。
ご冥福をお祈りいたします・・。


(2013.3.9)


「二川幸夫・建築写真の原点 日本の民家一九五五年」
■会場:パナソニック 汐留ミュージアム(東京都港区)
■会期:2013年1月12日(土)~3月24日(日)
■休館日:毎週水曜日
■開館時間:午前10時より午後6時まで(入館は午後5時30分まで)

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2013年3月16日

ruru (00:21)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

映画『レ・ミゼラブル』@TOHOシネマ

誘いがあったので久しぶりに映画を観に行ってきました。

ミュージカル映画の『レ・ミゼラブル』です。


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何度も舞台を観ているので『レ・ミゼラブル』=ミュージカルというイメージが強い。

ストーリーも曲も知り尽くしていると思っていました。

以前映画化された『オペラ座の怪人』に深く感動し、限定版DVDを予約購入した上何度も何度も何度も何度も観ている私としては、この『レ・ミゼラブル』も結構期待していたのだけど・・。


いや、素晴らしい映画だとは思うんです。
セットも衣装も凝っているし、皆さん歌は上手くて(ヒュー・ジャックマンはともかくアン・ハサウェイやラッセル・クロウまでこんなに歌えちゃうの?って驚きもあり。)完成度が高く、アカデミー賞ノミネートも納得。


ただただ・・あまりに理不尽が続くので苦しくなってしまい、鑑賞後の脱力感が半端なかった。。


やはりミュージカル鑑賞では想像で補って抽象的にイメージしている苦しみや切なさといった負の感情を、血や涙や表情、効果的なBGMと共に大画面いっぱい鮮明に見せ付けられるとストレート過ぎてきつい。


そうだった、日本語タイトルは「ああ無情」「哀れな人々」。
こういう無情な話だったと思い知らされた次第です。


感情移入しない自信がある人や心持に余裕がある時、またはとことん落ちたい時に観るのがおススメ^^;


(2013.3.4)

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2013年3月 9日

ruru (00:36)

カテゴリ:日記・所感

~70歳記念ヴィオラ協奏曲コンサート~今井信子「憧れ」@東京オペラシティコンサートホール

東京オペラシティアートギャラリーで「新井淳一の布 伝統と創生」を鑑賞した後は同じ階にあるコンサートホールへ移動。

世界的ヴィオラ奏者今井信子さんのコンサートです♪


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・モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調
・バルトーク:ヴィオラ協奏曲(シェルイ補筆完成版1949)
・J.S.バッハ/J.ラフ:シャコンヌ
・武満 徹:ア・ストリング・アラウンド・オータム~ヴィオラとオーケストラのための

東京都交響楽団(指揮:下野竜也)とヴァイオリンは・・ダニエル・アウストリッヒという人。
知らぬ^^;


ヴァイオリンとの協奏交響曲も良かったけれど、何といってもバルトークのヴィオラ協奏曲が素晴らしかった!
これでもかってくらいその腕を披露してくれていました。
もっと若かったらヴィオラ始めちゃったかもしれない、というくらい胸熱な演奏でした。

武満徹の曲は何となく前衛的な旋律。
今井さんも仰っていたけれど、このオペラシティコンサートホールで演奏する感慨深さは確かにありますね。


このコンサート、皇太子様がお見えになっていたようです。

また、70歳記念ということでケーキが出てきてバースデーソングを皆で歌う趣向もありました。

アンコールもたっぷりと。
ブルッフのロマンスヘ長調作品85を弦楽四重奏を聴かせてくれました。


あまりクラシックは語れないので一言だけ。
極上のコンサートでした*^^*


(2013.3.3)

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2013年3月 8日

ruru (23:56)

カテゴリ:旅行・イベントコンサート・芸術鑑賞

新井淳一の布 伝統と創生@東京オペラシティアートギャラリー

東京オペラシティアートギャラリーでは「新井淳一の布 伝統と創生」が開催中です。


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私は知らなかったのですが、三宅一生・川久保玲らとも組んで先鋭的なデザインを創り上げてきたテキスタイルプランナー新井淳一の作品展です。


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コンサートホールに用事があったついでに寄ったのですが、これが大正解!
観て良かった!

テキスタイルの展示というのは色々あると思いますが、今まで観たことがあったのは民族的な織物だったり海外のモダンなデザインが主でした。
展示方法も壁掛けが多かった。

そんなイメージで行くと確実に驚かされます。

薄暗い会場に浮遊するように展示された布、布、布・・。
斬新な技法で創り上げられた複雑な色合い、光沢、グラデーション。
均一でないプリーツや絞り、フリンジなどの絶妙さ。

布の芸術性や無限の可能性に圧倒されます。

布の豊かな表情を堪能できる展示手法も素晴らしいです。
あの空間はきっと忘れられないなあ・・。
展示構成担当の田根剛さん、ちょっと覚えちゃった。

当然展示品には触れませんが、ところどころ"触れる布"の展示があって質感を指で感じることができるのも良かったです。

創作風景の映像も公開されているのですが、こんな工程を経ているのかと興味深々。
専門的なところは全くわかりませんが、機械を使うんだけどとても繊細な作業で・・伝統とテクノロジーの融合を感じることができたような。


展示やスピーチの様子がYoutubeにアップされていたので載せます。



少しマニアックだからか?週末なのに人はまばらだったのでじっくりこの世界観に浸れました。
布、すごいです。。


(2013.3.3)


「新井淳一の布 伝統と創生」
■会場:東京オペラシティ アートギャラリー(東京都新宿区)
■会期:2013年1月12日[土]─ 3月24日[日]
■休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、2月10日[日](全館休館日)
■開館時間:11:00 ─ 19:00(金・土は20:00まで/最終入場は閉館30分前まで)

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エル・グレコ展@東京都美術館

スペイン三代画家の一人「エル・グレコ展」が東京都美術館で開催されています。

ちなみに他の二人はベラスケスとゴヤ。

これほどの規模の大回顧展は日本では25年ぶりだとか。


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エル・グレコと言えば宗教画。
同じ上野にある西洋美術館にも《十字架のキリスト》があって、長い間私の中でのエル・グレコはイコールこの絵でした。。
日本では大原美術館の《受胎告知》も有名だけど、こちらの方がグレコの良さを感じられる大作かな。

今回の展示も多少肖像画があるものの、ほとんどはやはり宗教画です。
どれもこれもがグレコ流。
この個性が当時から認められていたというのは本当に驚きです。


目玉は何と言っても《無原罪のお宿り》!!

高さ3メートルを超えるという大きさ。
天上の世界へ繋がっていますよ・・。
教会で見ると更に迫力がありそうです。

独特の色彩と迫力ある筆遣い、デフォルメされた人物像。
エル・グレコが描くと聖書の中の物語が生々しさを持つような気がします。


意外と肖像画も描いていたみたい。
《白貂の毛皮をまとう貴婦人》などは、綺麗な絵画でグレコの作品とはわかりません。
まあ他の肖像画は大体独特の色調でグレコらしさがあったように思いますが。


そういえば《燃え木で蝋燭を灯す少年》を西洋美術館で観たのはいつだったのだろう。

ほわ~っと灯る暖かな光の陰影に魅せられて、宗教画家としか観ていなかったエル・グレコへの認識が変わった作品です。
カポディモンテ美術館展かな?

再会できて嬉しい♪
この絵とても好き。


薄暗い会場の雰囲気がグレコの世界観にあっていてとても良かったです。

キリスト教の宗教画は日本人には馴染みが薄いこともあってか、これだけの大展覧会の割に空いているのが印象的でした。
勿体無いなあ。


写真撮影コーナーもありました。


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フェルメール展でもあったし、撮影したいお客のニーズに答えてるんでしょう。
観光地っぽいけれど・・こういうの良いと思う^^b


(2013.2.22)


「エル・グレコ展」
■会場:東京都美術館 (東京都台東区)
■会期:2013年1月19日(土)~ 4月7日(日)
■休館日:毎週月曜日
■開館時間:9:30~17:30( 金曜は20:00)

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飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―@東京国立博物館

少し前になりますが、東京国立博物館で開催中の「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―」へ行ってきました。

王義之展も開催しているのは知っていたけれど、円空の方が本館とは予想外。
メインが王義之だったとは・・。


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私には書の良し悪しが未だよくわからないので・・平成館に向かう人の波を無視してまっすぐ円空展へ。


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日本各地を巡り、生涯で12万体の仏像を彫ったという円空。
そのため目にすることは難しくはないものの、一堂に会すことはなかなかないのではないでしょうか。
今回は円空仏100体がトーハクに集合しています!
100体!!
両面宿儺坐像も来ています!!!

円空は仏師のようにじっくりと彫り上げるのではなく、その場にある木から仏像を掘り出して気軽に庶民にも渡していたとか。
そのため作品は、ノミの勢いが残る彩色も飾りもない素朴な仏像ばかりです。
木にはしごをかけて仏像を掘り出す絵が残されていてますが、おそらくその場で思いついたまま彫り出していたのでしょうね。

会場に入った途端様々な大きさの仏像たちが林立。
飛騨の森のイメージという展示方法が素晴らしいです。
本当に森の中に迷い込んだような気持ちになるし、自然と仏が一体化している様に圧倒されてうるっときた。。

優しく微笑む仏たち。
まるでたった今木から生まれ出たようです。

ほとんどが一木造で木の年輪や形状を活かした作り。
鎌倉時代などの崇高な仏像と比べると、表情がとても人間的で親近感がわきます。
仏教が生活に溶け込んでいた江戸時代という背景もあるのでしょう。

仏様というよりは、木に宿る神様がひょっこり顔を出してきたような。
そばで見守ってるよ~と語りかけられているような不思議な気持ちになってくる^^;

身近にあって信仰の拠りどころになるというのは本来の仏像のあるべき姿なのかもしれないなあ。


本館の特別展なのでスペースも狭く中規模展覧会でしたが、この空間から出たくないと思わせる濃密な展覧会でした。


まだ2013年序盤だけど、今年のベスト10に入る予感。
私が木彫好きだからかもしれないですが。

(2013.2.22)

「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―」
■会場:東京国立博物館(東京都台東区)
■会期:2013年1月12日(土)~ 2013年4月7日(日)
■休館日:毎週月曜
■開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
(ただし、3・4月の金曜日は20:00まで、4月6日(土)、7日(日)は18:00まで)

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冬のぼたん祭@上野東照宮ぼたん苑


上野へ出かけたら、「冬ぼたん ただいま見頃です」の看板を見つけました。
そうか、そんな時期だったのか・・とふらりと立ち寄り。


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この日は晴れていましたが、雪よけに皆わらをかぶっています。
かわいい雪ん子ぼたんたち。


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しかし看板に偽りありでは?
正直言って見頃は過ぎていたと思う。
ほとんどの花は終わっていました。
種類によってはまだ蕾もあったのでちょっとしたタイミングなのかもしれませんが。。

正解はおそらく2月始め頃の雪の日。
雪の中のぼたんはさぞ絵になることでしょう。

う~ん、雪の日は良い写真が撮れそうなんだけど出かける気がしないのが難点。


そろそろ梅が咲き始め。
冬ぼたんと梅を一緒に眺めることができて風流ではありました*^^*


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既に冬ぼたんの公開は終了しました。
4月になると春ぼたん祭りが始まります。
>>去年の春ぼたん記事


(2013.2.22)

 

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2013年3月 6日

ruru (16:00)

カテゴリ:旅行・イベント旅行・お出かけ

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