2017年2月アーカイブ

「屏風にあそぶ春のしつらえ-茶道具とおもてなしのうつわ」@泉屋博古館分館

先日、泉屋博古館分館「屏風にあそぶ春のしつらえ-茶道具とおもてなしのうつわ」ブロガー内覧会に参加してきました。

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※写真は美術館より特別に撮影の許可をいただいて掲載しています。


こちらは京都にある泉屋博古館の分館で、六本木一丁目駅1F改札からエスカレーターで5Fまで上がった左手にある住友系の美術館です。
泉屋博古館というと青銅器のイメージが強いですが、分館では工芸や茶道具、書画など日本美術の展覧会が中心となっています。
それほど規模は大きくなく、落ち着いた空間でゆったり鑑賞できます。

今回は春らしい屏風や絵画と共に貴重な茶道具が合わせて5~60点展示されています。


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目を引くのはポスターにもなっている《二条城行幸図屏風》です。
寛永3年に後水尾天皇が京都・二条城に行幸される様子が描かれた華やかな屏風で、見物人を含めとにかく描かれた人の数の多いこと!

上下段に分かれており、上段では右に向かって、下段では左に向かって行列が続きます。
ところどころに描かれている二頭立て牛車の中に皇族の方が乗っておられたとか。
そんな高貴な方々の行列をディズニーパレードがごとく庶民たちがわいわいと見物している状況がなんだか不思議。
明るく賑やかな様子が感じられ、見ていて楽しい屏風でした。

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茶道具の数は多く、どれも美しい。
茶釜なども金工好きには気になったところです。


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下は前期のみ展示の《誰ヶ袖図屏風》。

江戸時代にはこういった屏風に衣装を掛けた構図の流行があったそうです。
生活感がある気がするけれど民芸的な美意識で良しとされたのでしょうか?

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フランスで買い付けたというモネの絵画もありました。
最初に日本にわたってきたモネではないかとのこと。

印象的だったのは《猟犬図額》という一見絵画のような織物。
二代目川島甚兵衛作・・・いつも歌舞伎座で紹介されている川島織物の二代目です。
緞帳は織目まで見ることはできないし、あの川島織物かという変な興奮がありました。


展覧会のコンセプトにぴったりな菊池容斎 《桜図》も美しかったです。
写真は遠めですが、実際はもっと美しい迫力があります。

美術品の中の桜にも心浮き立つのは日本人ならでは。

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野地分館長と森下学芸員のギャラリートークもわかりやすく、楽しい時間を過ごすことができました。
会期中にもイベントはあるようなのでその日を狙っていくのもおすすめです。

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(2017.2.22)

「屏風にあそぶ春のしつらえ-茶道具とおもてなしのうつわ」
■会場:住友コレクション 泉屋博古館分館
■会期:2017年2月25日(土)~5月7日(日)
    《前期》2月25日(土)~3月26日(日)
    《後期》3月30日(木)~5月7日(日)
■休館日:月曜休館 (3/20は開館)、3/21、3/27-29
■開館時間:午前10時00分~午後5時00分(入館は4時30分まで)

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2017年2月28日

ruru (22:49)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

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