『今日は死ぬのにもってこいの日』ナンシー・ウッド

大地に根付くインディアンの教え。

著者はニューメキシコ州サンタフェ郊外に暮らし、タオスのインディアンたちとの交流を持つ女性で、詩集のようなインタビュー集のような混在した作りとなっている。

ジョージア・オキーフが暮らした町と聞いて、あのメキシカンな?作品を思い出してみると街の情景が鮮やかにイメージすることができる。

全ての教えに共通するのは、自然と共生し自己の内部を見つめ、ありのままを受け入れるということ。

文明の恩恵を受けながら原始的な思想に惹かれるのが人間の不思議であり本能。

気になるタイトルとなった詩はこちら。

今日は死ぬのにもってこいの日だ。
生きているものすべてが、わたしと呼吸を合わせている。
すべての声が、わたしの中で合唱している。
すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。
あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
わたしの土地は、わたしを静かに取り巻いている。
わたしの畑は、もう耕されることはない。
わたしの家は、笑い声に満ちている。
子供たちは、うちに帰ってきた。
そう、今日は死ぬのにもってこいの日だ。

死でさえも自然と共に静かに受け入れようとする思想は、やはり文明国に生きる人間なら誰もが憧れるものではないだろうか。

巻末には原文英語も掲載されている。
英語の理解度が高い人はニュアンスの違いも楽しめるはず。

読了日:2012.7.18
★★★★☆

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2012年7月20日

ruru (00:49) | コメント(2)

カテゴリ:哲学・メンタル

コメント(2)

はじめまして!

この本面白そうですね!

今度読んで見ようと思います!

ありがとうございます!

応援クリックしておきます!


初めまして。
コメントありがとうございます。

是非読んでみてください!


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