2013年8月アーカイブ

『狭小邸宅』新庄 耕

やりたいこともなく不動産会社の営業となった松尾。
ノルマと激務で最低の毎日を送っていたが、新しく上司となった豊川と接するうちに少しずつ変わっていく・・。

どこかで書評を読んで気になり、図書館で大分順番を待ってやっと読むことができた。
にも関わらず1時間もかからず読み終わり、何も残らない小説だった。

真面目に就職活動をしなかった若者が、いわゆるブラック企業で限界まで働かされる。
文句ばかりだが、そもそもその仕事に真剣に取り組んでいるのか・・?
新しい上司のおかげで仕事のコツは掴んでいくが失っていくものもあり・・といった社会の洗礼がテーマだろうか。

理不尽なできごとやモチベーション、学生時代の友人や異性との付き合いの変化など書きたい内容は理解できるが、物語性や繊細な心理描写があるわけでもなく、仕事に疲れた若者の文章という印象しか残らない。

学生や新入社員はそれなりに共感があって楽しめるのかもしれない。

"狭小住宅"というタイトルは人生の含みも感じられて良かったと思う。


読了日:2013.8.22
★★★☆☆

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2013年8月23日

ruru (14:59)

カテゴリ:国内小説一般その他の作家(一般)

『ららら科學の子』矢作 俊彦

学生運動で犯した殺人未遂の指名手配から逃れるために文化大革命時の中国に渡った男。
下放され貧しい農村生活を30年送った後に帰国した日本はまるで別世界になっていた・・。

最初は浦島太郎状態の主人公の驚きと日本とはかけ離れた中国での生活の回想を興味深く読んでいたのだが、段々飽きてしまった。
主人公の感情に抑揚がなく、とにかく同じトーンで過去と現在を行き来し続けるだけなので読むのが面倒になってくる。

60年代から30年間の日本の変化や社会情勢、年を重ねる心情などに細々と触れていくので、この年代の人が読むと自分の人生と重ね合わせることができて面白いのかもしれない。
妹との繋がりを現すのかもしれないが、女子高生がなついてくる設定なども中年男性向けの印象。

時代の匂いや社会情勢の変化、国籍、家族や友人関係など魅力的な要素が巧くまとめられている力作だとは思うが、どうも世代的に共感もなく自分には少々退屈だった。

もっとコンパクトにまとまっていればもう少し楽しめたかもしれない。


読了日:2013.8.11
★★★☆☆

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2013年8月13日

ruru (12:55)

カテゴリ:国内小説一般その他の作家(一般)

『お鳥見女房』諸田 玲子


『お鳥見女房』
諸田 玲子



代々お鳥見役を務める矢島家。

お鳥見役の仕事には鷹狩りだけでなく隠密の役割もあった。

ある日隠居の久衛門を頼って源太夫親子が転がり込んでくる。

一気に大所帯となった矢島家の中心にいるのはいつも笑顔の珠世である。

しかし珠代の心中には常に夫の安否への不安がつきまとっていた・・。

鷹の世話だけでなく諜報活動もしていたというお鳥見役。

矢島家の主人たちも代々家族にも知らされない危ない役目を担っている。

そんな影がありながらも、押しかけ浪人親子や敵を追う娘などを親身に世話する面倒見の良い女房珠世。

家族愛や義理人情が中心だが、不穏な政治活動なども絡めてあって深みが出ている。

女性作家だからかチャンバラや隠密活動にはあまり迫力がないが、人間心理や人とのつながりなどソフト面は共感が感じられて面白かった。


読了日:2013.8.10
★★★★☆

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2013年8月10日

ruru (16:35)

カテゴリ:国内小説一般その他の作家(一般)

『狸穴あいあい坂 』諸田 玲子


『狸穴あいあい坂 』
諸田 玲子

元火盗改与力の祖父と暮らす17歳の結寿は、狸穴坂で八丁堀同心妻木と出会い恋をする。
しかし火盗改と町奉行所は敵のように不仲。
身近な事件を共に解決する中で二人の思いは深まる一方だが・・。

何かと対抗心を燃やす火盗改と町奉行所。
失せ物探しを中心に、身分違いに年の差まで加わった前途多難な恋が描かれる。

頑固者の祖父幸左衛門、力強い味方となる元幇間の小物百介や大家の子供たちなど登場人物が魅力的で話も読みやすい。

シリーズ化しているらしいのでそれなりに人気があるのだろう。
あっさりとした娯楽小説で特に心に残るものはないが、その場はそれなりに楽しめる。


読了日:2013.8.9
★★★☆☆

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2013年8月 9日

ruru (09:45)

カテゴリ:国内小説一般その他の作家(一般)

『たぶんねこ』畠中 恵

若だんなが兄やたちと養生を約束した半年。
災難に巻き込まれぬようにと言われても、事件は次々やってくる。
大店の跡取り息子三人で商売を競うこととなった若だんなは、生まれて初めて自分で商売をしてみることに・・。
しゃばけシリーズ第十二弾。

このところ毎巻発売日に同じ書店で「本日発売!」のポップを見つけて購入している。
発売日など気にしておらず、その書店もたまにしか行かないのに不思議な導き。

さて、今回もどたばた騒動が続くいつものしゃばけ。

一話目で若だんなが盛り場で商売を始めたのは少し新鮮だった。
意外な商才を発揮する。

妖に加えて幽霊も登場。
「たぶんねこ」のタイトルが可愛い。

クオリティは安定していて、特別な盛り上がりもないがさらりと読めて軽く楽しめる。


読了日:2013.8.
★★★★☆

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ruru (09:21)

カテゴリ:国内小説一般畠中 恵

『赤毛のアンの島へ プリンス・エドワード島&物語ガイド』


MOE編集部編プリンス・エドワード島のガイド本。

赤毛のアンの物語に合わせて写真を楽しむことができる。

ただの写真中心ガイドブックとしても美しく楽しめるが、やはりアンの世界そのものを追えることが素晴らしい。
グリン・ゲイブルズ、恋人の小経、駅舎に小学校・・物語の舞台が全てここにある・・!

赤毛のアン好きなら買って損なし。

今すぐにでもプリンス・エドワード島へ観光に行きたくなった。


読了日:2013.8.
★★★★★

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ruru (09:01)

カテゴリ:写真集

『脱出』吉村 昭

突然のソ連参戦を受け、北海道へ決死の脱出を図る南樺太の村人たち・・『脱出』。
東大寺の仏像の疎開を描く『焔髪』。
進駐軍の介入で静かな瀬戸内海の島が変わっていく・・『鯛の島』。
沖縄から鹿児島への疎開中に沈んだ対馬丸。ようやく生き延びた少年が経験したのは・・『他人の城』。
サイパン島山中の決死の逃避行を綴る『珊瑚礁』。
昭和20年、それぞれの夏。

戦争をテーマにした小説は多々あるが、舞台として本州以外を選んだ短編集となっている。
北は樺太から南は沖縄、サイパン島まで。

主人公はほとんどが少年である。

事情を把握しきれない子供の視点が終戦時の混乱の様子を効果的に描き出す。
ただ淡々と現実を受け入れて生きる姿は子供のままでいることが許されない物悲しさを感じるが、同時に子供ならではの柔軟性は力強さに繋がる。

細密な心理描写で戦争の側面を浮かび上がらせる秀作ばかりである。

一番印象的だったのは『珊瑚礁』だろうか。
一日に何度も隠れ場所を変えて山中を移動する家族の緊迫感と南の島での渇水感の迫力に圧倒された。


読了日:2013.8.1
★★★★★

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2013年8月 8日

ruru (23:58)

カテゴリ:国内小説一般吉村 昭

『新・あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』戸田 覚


Jagabee[じゃがビー](カルビー)、消臭力(エステー)、プラス糀(マルコメ)、ポメラ(キングジム)などなど・・ヒット商品の企画書を公開。

担当者のインタビューもあり、マーケティングやアイデア誕生の経緯なども掲載されている。

企画書そのものはいたって普通のプレゼン資料やべた打ち書類で、要は企画力そのものにスポットを当てたもの。

今現在企画に悩んでいるのなら何かヒントが得られるのかもしれないが、これだけ具体例が並んでいるものの、企画書のまとめ方としては定石通りなので概論的な印象だった。

ただ単純にヒット商品の誕生裏話は楽しめる。


読了日:2013.8.
★★★★☆

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ruru (23:30)

カテゴリ:ビジネス・自己啓発

『私と20世紀のクロニクル』ドナルド キーン


日本文学者ドナルド・キーン氏の自伝。

これほど日本に造形が深く、文学者たちと深い交流があるとは知らなかった。

最初は中国人の友人ができたことから漢字に惹かれるが、『源氏物語』に感動して日本語の勉強を始めたこと。
太平洋戦争が始まり、日本語の勉強ができるからと海軍の通訳になったこと。
従軍したことで戦後まもなく初来日できたことなど、日本との縁と運命が興味深い。

修士論文は本田利明、博士論文は『国性爺合戦』というマニアックさもその後の興味の矛先も全て日本人以上の日本好きで素直にすごいと思ってしまう。
著名な学者だから当然と言えば当然だが、日本人として見識の浅さに恥ずかしさも感じてしまった。

昭和の文学者たちも多数出てくる華やかな回想録となっていて、軽快な文章も読みやすくて楽しめた。

山口晃の挿絵がもっとあるかと思っていたので、表紙と扉絵程度だったのが残念。
「山口晃展 老若男女ご覧あれ@そごう美術館」で観てきたからまあ良いか。


読了日:2013.8.6
★★★★★

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ruru (23:19)

カテゴリ:自伝・伝記

『楽園のカンヴァス』原田 マハ

MoMA所蔵のアンリ・ルソー《夢》に似た《夢をみた》を所蔵する世界的コレクターのバイラー。
彼の依頼で真贋調査を競うこととなったMoMAアシスタントキュレーターのティムとルソー研究者の織絵。
その判定方法は古書に書かれたルソーの物語を読むという不思議なものだった・・。

絵画の見極めに科学的要素が必須の中、謎の物語を読むという感覚的・情緒的な判断を強いる設定が面白い。
画壇とは遠く、風変わりで幻想的な作品を描いたルソーもベストマッチだと思う。
ピカソとの関係なども巧く取り入れられていて、現実と創作のバランスが良い。

壮大なストーリーだが読後の充実感はそれほど高くない。
絵画の秘密よりもルソーという作家の半生を追う展開の中であまり作品そのものにスポットが当たらない物足りなさだろうか。
ティムと織絵を追い詰める状況など、色々な要素が散りばめられているものの深入りせずにあっさり流れていくこともあるだろう。

評判が良く期待しすぎたのもあるかもしれない。

まだまだ世に出ていない素晴らしい作品と謎が世界にはあるのかもしれないというロマンがあって、美術好きなら楽しめるとは思う。


読了日:2013.8.
★★★★☆

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『仮釈放』吉村 昭

妻とその不倫相手の母親を殺した罪で無期懲役の刑に服していた菊谷が、16年目に仮釈放される。
罪の意識のない男が果たして自由を享受することができるのか・・?
罪と罰をテーマに人間の悲劇を描く。

元高校教師の菊谷は妻の不倫現場を目撃したことで激高し、妻を刺殺してその不倫相手にも傷を負わせる。
更に逃げた男を追いかけてその家に放火し、年老いた母親をも死に至らしめる。

生真面目な男の残忍さは怒りに任せた瞬間的なものではあったが、16年の月日を経ても改悛の情はない。

そんな男が模範囚として仮釈放される。

どれだけ模範的に見えても心の中までは測れないという恐ろしさ。

しかしこの小説では、そんな菊谷を幸せにはさせない。

すっかり様変わりした社会。
常に前科がばれることを恐れ、脅える日々。
昼間に故郷を訪ねることも許されず、肉親を頼ることもできない。
孤独の中に刑務所仲間との淡い友情をはぐくんでみるものの、継続は難しい。

そんな生活の中迎える結末は・・。

こんな男と結婚する女がいることも薦める保護司がいるのも違和感があるが、綿密な取材を行う吉村氏のことなので現実にもあるのだろう。
案外立ち直らせるためによくある話なのかもしれない。

追い詰められる男の心理描写がリアルで読んでいて息苦しい。

体は自由になっても、自分の全てを知る保護司にしか心を拓くことができない苦悩が心を捕らえる。

吉村流の"罪と罰"は徹底的に冷徹であった。


読了日:2013.7.
★★★★★

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2013年8月 5日

ruru (09:46)

カテゴリ:国内小説一般吉村 昭

『歩き方を変えれば外反母趾はここまで治る!』古屋達司


どこかでレビューを読み、外反母趾が治るのかと半信半疑で読んでみた。

漠然と外反母趾ではないかと思ってはいたものの、この本を読んで本格的に進行中と判明。

今のところ効果のほどはわからないが、自分でできるトレーニングなどが載っているので実践している。

誰でもできる納得の内容なのでやってみる価値はあると思う。

類似本を読んだことがないので比較できないが、わかりやすく実践的で良い一冊ではないだろうか。


読了日:2013.7.
★★★★☆

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ruru (09:08)

カテゴリ:美容・健康

『黄泉坂案内人』仁木 英之

会社が倒産し、タクシー運転手となった速人。
逃げた妻子との思い出の場所河口湖を訪れた速人は、あの世との狭間にある入日村へ迷い込む。
何故かうつし世へ向かう車の運転手として迷える魂を救う仕事を手伝うこととなってしまい・・。

仁木さんと言えば中国ファンタジーのイメージが強かったが、こちらは軽いタッチの現代ファンタジー。

肉体を持ちながらあの世との狭間の村に落ちた速人が、未練があって死に切れない人の手助けをしていく。

ありがちなようなお涙狙いが透けて見えるような微妙な作品だったが、文章と展開が軽快なのでとても読みやすい。

新鮮さはないが、娯楽小説としてはまずまず楽しめた。


読了日:2013.7.
★★★☆☆

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2013年8月 4日

ruru (01:39)

カテゴリ:国内小説一般仁木 英之

『張込み―松本清張短編全集』松本 清張



逃亡中の強盗殺人犯が立ち寄ると考え、昔の恋人を張り込む刑事。
元恋人は不幸な結婚生活に埋没していた。
容疑者が現れた時に女が取った行動は・・。『張込み』他松本清張初期の作品集。

ミステリ、時代小説、伝記風小説など様々なジャンルが一冊にまとめられているので、気持ちが切り替えにくくやや読みにくい。
どうやら年代を重視した全集らしく、昭和30年から38年までの短編集である。

『張込み』以外の収録作品は下記の通り。

丹羽長秀の秀吉への複雑な心情を描いた『腹中の敵』。
俳人杉田久女をモデルとし、才女の狂気を描いた『菊枕』。
考古学の鬼と呼ばれた森本六爾の不遇な研究人生を描いた『断碑』。
直良信夫をモデルに明石原人の発見者ながら考古学界から冷遇されたアマチュア考古学者の一生を描いた『石の骨』。
全く異なる生活を送る父と叔父。血縁への複雑な心情を描く『父系の指』。
加藤清正の孫光正の冗談が招いたお家の悲劇『五十四万石の嘘』。
私情の下一人の男を佐渡送りにした喜介が知った真実とは・・『佐渡流人行』。


どれも異なるモチーフながら人間心理を繊細かつ鮮明に描き出す秀作ばかり。

敢えて1番印象的な作品を上げるなら、考古学への情熱と学界への虚無感を描いた『石の骨』か。

清張本人の解説がついているのが嬉しい一冊。

読了日:2013.7.
★★★★☆

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『大草直子の最愛リスト 服から雑貨まで62品』大草 直子


人気スタイリスト大草直子さんの愛用品についてのエッセイ集。

それぞれのアイテムへのこだわりやおススメポイントなどが写真と共に掲載されているので読みやすい。

後は好みの問題で、自分としてはあまりマッチするものはなかったが、大草ファンにはたまらないのだろう。

こういう本は洋服だけでなくその人のライフスタイルや生き方までが現れるものなので、ぐっと年上の大先輩の話の方が趣味に捉われずに参考にできるような気がした。


読了日:2013.7.
★★★☆☆

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2013年8月 3日

ruru (23:48)

カテゴリ:生活・実用

『理想だらけの戦時下日本』井上 寿一


精動運動(国民精神総動員運動)とは日中戦争時に近衛文麿内閣が実施した官製運動である。
体を鍛え、質素倹約に努め、日の丸・君が代を尊び、国民一丸となって戦争に立ち向かおうという意図だったらしい。
その運動の実態についてまとめた一冊。

現実は理想通りにはいかず、政府主導で思想や生活を統一化することの難しさがよくわかる。
そもそも国内では戦時の緊張感も薄かった様子で、仕方なく形式だけを整えたり定義の抜け道を活かして庶民は自由に生きていたようだ。

政府主導の運動には限界があり、格差の是正による平等な社会は理想でしかない。
著者は現代の日本の未来への参考にすべきとこの精動運動を記している。

確かに取り戻すべき日本はどの時点の日本なのか。
新しい日本を作り出すべきという意見には納得。

また、本筋とは離れるが驚いたことがいくつかあった。

当時の日本は保健衛生事情が悪く、平均寿命が45歳だった。
欧米に劣ることは言わずもがな。

厚生省は軍部の要望によって国民の体力向上を目的に設立された。

日の丸のデザインはこれまで統一されていなかった、など。

あまり深堀することのない近現代史の一面に触れることができて興味深かった。


読了日:2013.7.
★★★☆☆

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ruru (23:30)

カテゴリ:歴史・民俗

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