2014年2月アーカイブ

『はみだし与力無頼帖 朝顔の花』早見 俊

兵頭小五郎は5年前捕り物の最中に命を落とした父小一郎の敵を町で見かける。
同僚の与力風間淳之介は、5年前に死んだはずの夫を見たという夜鷹の訴えについて調べ始める。
そんな時に死体で見つかった大工の熊五郎がとある大店の工事を請け負ったのも5年前のことで・・。

5年前の捕り物で淳之介の父吉兵衛は額に傷を負い、小五郎の父小一郎は盗賊仲間の浪人に惨殺されていた。

様々な因縁が絡み合っていき解決していく流れがすっきりして読みやすい。

淳之介と対照的な小五郎との組み合わせが良い。

吉兵衛の趣味もしばらくはネタにつきないだろうし面白いシリーズになりそう。


読了日:2014.3.
★★★★☆

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2014年2月23日

ruru (22:35)

カテゴリ:国内小説一般早見 俊

『ちょちょら』畠中 恵

兄の突然の自刃により多々良木藩の江戸留守居役となった間野新之介。
留守居役組合で先輩にいびられながら、大きな負担を強いられるお手伝い普請を避けるために大きな賭けに出る!

優秀な兄と比較され頼りないと評判の新之介だったが、人当たりの良さと意外な機転で江戸留守居役として成長していく。

前例を大切にすべき職務ながら、周りの人を巻き込み誰も考え付かない方法で藩を救った新之介は水野出羽守に目を付けられ・・。

今後渡り留守居役とでもなるのか?
含みを持たせた結末。

留守居役の意外な仕事内容が面白かった。

著者らしい軽快なエンタメ時代小説。


読了日:2014.2.
★★★★☆

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ruru (22:27)

カテゴリ:国内小説一般畠中 恵

『悩みのるつぼ〜朝日新聞社の人生相談より〜』岡田斗司夫


朝日新聞人生相談よりピックアップされた悩みと回答、またその回答を導き出すまでの考え方などがまとめられている。

思春期の真剣な悩みから人から見ればどうということのない悩みまで、多種多様な悩みに独特な回答をしていく著者。
個人的な見解には共感もあれば違和感もあるが、相手を傷つけずそれでいてびしりと厳しい一言が効いていて面白い。

人の悩みを聞いた時、どうしても自分に当てはめて考えてしまいがちなもの。
冷静な分析と共に相手の気持ちを理解するという思考のプロセスと立ち位置が整理されていてとてもよく理解できた。


読了日:2014.2.8
★★★★☆

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2014年2月 9日

ruru (15:27)

カテゴリ:社会・ルポ・ノンフィクション

『雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール』齋藤 孝


最近世の中ではコミュニケーション力に注目されており、関連本も多い。
こちらもその一つで雑談にポイントを置き、円滑な人間関係を築くコツについて書かれている。

読んでいて自分はあまり雑談は苦手でないことに改めて気付いた。

もっと内気で人見知りな人や、異なる世代との交流が少ない若い学生向けに書かれたのかもしれない。

世代やタイプ、趣味などが違っていても話の糸口は見つかるもの。
内容は当たり前のことばかりだが、必要としている人が多いという状況が心配になってきた。


読了日:2014.2.
★★★☆☆

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2014年2月 8日

ruru (11:46)

カテゴリ:ビジネス・自己啓発

『問いのない答え』長嶋 有

東日本大震災の後、小説家のネムオはツイッター上で問いの半分を隠して回答を先に考えるという言葉遊びを始めた。
質問が全文発表された時の盛り上がりを楽しみに様々な職業、年齢の男女が参加して繋がっていく。
積極的で実際に集まって仲良くなる人々もいればただ読むだけの人もいて・・ツイッターを通して同じ時間を過ごす者たちの群像劇。

あまりに登場人物が多く、文章がゆるゆると続いていくので最初は戸惑いもあったが、段々とそれぞれの人となりや生活背景がはっきりと見えてくる。
震災や巷で起こった事件、個人的な事情に加え多くの思考がゆるやかに描かれる。

ツイッター上のただの言葉遊び。
しかしつぶやかれる言葉には投稿者の実生活や思考が反映されている。

不完全な一つの問いに対して複数の答えがつぶやかれるというズレの楽しさ。
短い言葉の字面を離れて予測もつかない思考が交差し合う面白さと浮かび上がる人間模様。

人の数だけ答えはあり、言葉は人と人を繋げるが文字だけで全てを表現することは難しい。
問いですら本当は一つとは限らないのではないか。

会ったこともない人に勇気付けられたり、同じ時間に笑いあったり・・。

著者らしいゆるい空気感の中、現代の人の繋がり方も悪くないと思えてくる群像劇だった。
ふわりとした文章の中に鋭い人間観察眼が光るところはさすが。


読了日:2014.2.2
★★★★☆

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2014年2月 2日

ruru (23:17)

カテゴリ:国内小説一般長嶋 有

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