『死と砂時計』鳥飼 否宇

死と砂時計 (創元クライム・クラブ)
鳥飼 否宇


世界各国から集められた死刑囚を収容する、ジャリーミスタン終末監獄。
死刑囚だけの監獄内での殺人事件、脱獄、監察官の死・・。
親殺しの罪で収監されたアランは、"監獄の牢名主"と呼ばれる老人シュルツに請われ助手として監獄内の事件の捜査に駆り出される。




死刑囚ばかり集められた監獄という特殊な空間で起こる事件を囚人コンビが謎解きしていく。
親殺しの罪で収監されたアランはシュルツ老人に請われてワトソン役を務めることに。

死刑直前の密室殺人事件や脱獄の真相、アラン自身の謎などそれぞれミステリとして読み応えがあり、特殊な設定や世界観も雰囲気があって良かった。

ジャリーミスタンという架空の国が死刑をビジネスにしているという設定だが、異国情緒を感じつつも程よくリアル。
数々の事件のつながりも良く読み応えのあるミステリだった。

2015.6
★★★★☆

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2015年6月30日

ruru (21:16)

カテゴリ:国内ミステリー

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