その他の作家(海外ミステリー)の最近のブログ記事

『だれがコマドリを殺したのか?』イーデン・フィルポッツ


だれがコマドリを殺したのか? (創元推理文庫)

コマドリとミソサザイと呼ばれている姉妹。 ダイアナことコマドリと情熱的な恋に落ち、結婚をした医師ノートンだったが、妻に秘密をもったことで夫婦関係は破綻していく。 そんな中ダイアナは体調を崩し亡くなってしまうが・・。

ミステリのはずだがいつまでも事件は起こらない。
人間関係や経緯に大部分を費やしているため途中で疑問を感じ始める。
しかし時代背景がありながらも現代と変わらない人間模様に飽きない。

謎解き部分と真相は定番ながらも面白く、読後は満足。


読了日:2015.6.
★★★★☆

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2015年6月29日

ruru (22:58)

カテゴリ:海外ミステリーその他の作家(海外ミステリー)

『ルパン、最後の恋』モーリス・ルブラン


発行が世界中の話題になった幻のルパン最後の作品。

ルブランが推敲途中で亡くなったためお蔵入りしていたこの作品。
やはり未完成の感は否めない。
世に出してルブランが喜んでいるかは疑問だが、ルパンファンを喜ばせていることは確か。

ルパンシリーズは隈なく読んで胸躍らせたものだが、それも大分昔の話。
設定やテンポなどはどんなだったかは忘れてしまった。

このような作品だっただろうか・・。

古めかしく冒険要素も低い。

これを一作品として読んだならつまらないとしか言いようがないが、貴重な"新作"だと思えば楽しむこともできた。


読了日:2013.3.20
★★★☆☆

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『さよなら、愛しい人』 レイモンド・チャンドラー、 村上春樹


さよなら、愛しい人
レイモンド・チャンドラー、 村上春樹

私立探偵フィリップ・マーロウは、刑務所から出所直後に恋人を探すマロイの殺人現場に居合わす。
成り行きで姿を消したマロイと恋人を探し始めたマーロウだったが、次々と新たな事件が起こり・・。

最も名のある私立探偵の一人フィリップ・マーロウの代表作だが、あまりピンとこなかった。
昔はわくわくしながら読んだような気がするのが、色々なミステリを読んで好みが変わったのかもしれない。
古典ミステリでも何度も飽きずに読める作品も多数あるのだが。

冗長的で回りくどい印象が、訳のせいなのか世界観についていけていないからなのかよくわからない。

ミステリとしてはともかくハリウッド映画を観ているような印象で場面ごとのイメージは鮮明に浮かんでくる。
マーロウのタフさはやはり魅力的だ。


読了日:2013.1.
★★★☆☆

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2013年2月 5日

ruru (23:49)

カテゴリ:海外ミステリーその他の作家(海外ミステリー)

『二流小説家』デイヴィッド・ゴードン


二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
デイヴィッド・ゴードン

ポルノ、ミステリ、SF、ヴァンパイア小説などジャンルを問わず生活のために執筆を続けてきたハリー。
ある時無実を訴えている連続殺人鬼のダリアンから告白本の執筆を依頼される。
チャンスを物にしようと張り切るハリーだったが、恐ろしい連続殺人に巻き込まれていき・・。

ジャンルごとにペンネームも性別も公表する顔写真も変えてきたハリー。
常にゴーストライターのような小説家だったハリーに訪れた千載一遇のチャンスが、連続殺人鬼の告白本の執筆だった。
交換条件としてダリアンのファンを訪ね歩くことになったハリーは、新たな連続殺人事件に巻き込まれていく。

ダリアンは何故ハリーを指名してきたのか?
新たな連続殺人の犯人は誰なのか?
刑務所にいるダリアンは無実なのか?

死刑執行までのわずかな時間に様々な謎と事件が沸き起こる。

事件の描写が生々しかったり、ハリーの小説が多々挟み込まれていて読みにくく感じる箇所もあったが、海外ミステリらしい流れでそれなりに面白かった。
ハリーのゴーストライターからの脱皮というテーマが特徴的で良かった。

そのハリーの現状を理解させようとする内容のボリュームが大きく、もう少し短くまとまっている方がスピード感が出て良かったように思うが。
また、真相については納得しにくいものもある。

頼りない売れない小説家のビジネスパートナーがお嬢様女子高生クレアというのは面白かった。
上手くいけばシリーズ物にできそうだ。

このミスで一位を取っていたはずだが、基準は毎回よくわからない。
それなりに面白いのだが、大賞となると期待をしてしまうからか何となく物足りなさも感じてしまう。

読了日:2013.1.
★★★★☆

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2013年2月 3日

ruru (18:18)

カテゴリ:海外ミステリーその他の作家(海外ミステリー)

『犯罪』フェルディナント・フォン・シーラッハ

妻を惨殺した人望ある医師、空き巣がもたらした連続殺人、父から逃れようとした姉弟の悲劇、犯罪一家に育った天才の偽証、カップルと死体、大富豪の愛人殺人事件、過剰な正当防衛、羊の目をくりぬく伯爵の息子、博物館での器物損害事件、カンニバル、不幸な強盗の裁判・・元刑事事件弁護士による犯罪短編集。

現実の事件に材を得て書かれているだけあってリアルな犯罪小説となっている。
どこまでが現実でどこからが創作なのかはよくわからなかった。

ごく短い短編集だが、描かれているのは蝕まれる精神であったり底辺を生きる悲哀であったりと濃厚な人間ドラマだ。

淡々と語る流れなので、正に今起こっていることのようにもドラマティックに創作したもののようにも感じられて不思議な感覚に陥る。

良作だが大いに話題になるほどかは疑問。
色々なパターンの犯罪が簡潔にまとめられていて、飽きずに読みやすいことは確か。

読了日:2012.10.
★★★★☆

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