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『UFOの捕まえ方―天才・龍之介がゆく! 』柄刀 一

鹿角市でuFO騒動が起こる。
UFOが目撃された黒又山は何故か自衛隊によって封鎖され、街は緊張状態に。
一方同じ夜にシャンデリアの上に遺体が載せられ、飼い犬たちの内臓が持ち去られるという事件が起きていた。
不可解な現場状況とUFOは関係があるのかー?

龍之介シリーズ11弾。
中編1話と短編3話の組み合わせ。

表題作の『UFOの捕まえ方』は、超常現象の空気感を最大限に活かしながらもしっかりしたトリックに収めてある。
あり得ないような真相だったが、それなりに納得もできて面白かった。

一番良かったのは『身代金の奪い方』。
龍之介の意外な行動によって犯人に誤算が生じる様がお見事。
通常なら起こらないことが"龍之介が居合わせたから起きた"という展開が良い。

龍之介の館長ぶりも板についてきてまだまだ話はつきない様子で楽しみ。
今のところ11弾で止まっているようだが、是非続きも読みたい。


読了日:2013.5.
★★★★☆

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2013年5月11日

ruru (21:35)

カテゴリ:国内ミステリー柄刀 一

『消滅島RPGマーダー 天才・竜之介がゆく!』柄刀 一

墓参りのために奥城島を訪れた光章、龍之介、一美は不思議な島の伝承を聞く。
光章は宿の裏庭で燃える人間が地面に吸い込まれていく現場に遭遇する。
台風と度重なる地震の中次々と起こる奇妙な現象は伝承と関係があるのかー。

今回は島を舞台にした消失トリック長編。
と言っても孤島パターンではなく、島人も多々登場する。

自然現象がふんだんに使われており、登場人物が多いので結構惑わされる。
超常現象で済ませるのかとまんまと乗せられながら読み進めたが、期待を裏切らないしっかりとしたトリックだった。

伏線も巧くトリックは凝っていて面白かったと思う。
ただ盛りだくさんで主役の活躍が少ない気がしたのでもう少しコンパクトにまとまっている方が読みやすいかもしれない。

このシリーズは質が高いミステリなのでもっと人気が出ても良いと思うのだが・・。


読了日:2013.5.4
★★★★☆

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2013年5月 4日

ruru (22:22)

カテゴリ:国内ミステリー柄刀 一

『紳士ならざる者の心理学―天才・龍之介がゆく!』柄刀 一

私大の研究室から新型ゲーム機の試作機が消えてしまった。
居合わせた光章と龍之介がゲーム機の行方について思案し始めた頃、研究室の学生が感電事故で死亡する。
龍之介は二つの事件を結びつけて推理を進めていき・・。

とうとう龍之介の学習プレイランドが完成する。
間際まで事件多発、関係者が加害者になり被害者になりと血にまみれているがミステリシリーズなので仕方ないか。

登場人物が増えてきたのであまり気にはならないが、一美の出番が減ってきているようだ。
一美もその友人の千小夜も美人という以外に造形が浅いのも引っかかるところ。
華やぎがないので、もう少し女性にも活躍して欲しい。

トリックは多少強引な時もあるがうんちく付でいつも面白い。
6月の花粉症や人は左に曲がる話など。

気楽な短編集なので就寝前の読書に丁度良く、楽しませてもらっている。


読了日:2013.3.21
★★★★☆

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2013年3月21日

ruru (14:38)

カテゴリ:国内ミステリー柄刀 一

『空から見た殺人プラン』柄刀 一

秋田で引越し先を探していた龍之介。
候補に挙がったアパートで殺人未遂事件が起こり、殺人鬼"バード・ケージ"の犯行ではないかと噂される。
アパートの紹介者幡の恋人が暮らしていたことから、光章と龍之介は住人たちと事件の解明に乗り出す。

学習プレイランドの開館に向けて日本中を飛び回る光章と龍之介。

今回は観光名所の土地柄を活かしたミステリ集になっている。
自然を利用したトリックは少し変わっていて面白いと思う。

長野の諏訪湖御神渡り、宮島の七不思議、鳥羽の真珠、秋吉台の湖など観光を楽しみつつ謎解きを楽しめる趣向。

視点を変えてみたり色々挑戦しているが、それほど違和感なく読める。

秋田では幡、長野では崎山が再登場。
こういった人間関係もシリーズで読んでいる読者を喜ばせてくれる。

あまり評判を聞く機会もないが、個人的には結構お気に入りのシリーズとなっている。


読了日:2013.3.6
★★★★☆

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2013年3月 7日

ruru (22:43)

カテゴリ:国内ミステリー柄刀 一

『連殺魔方陣―天才・龍之介がゆく!』柄刀 一

吾妻達臣の招きで、大富豪亀村家の晩餐に招かれた光章・龍之介・一美の一行。
亀村家の祖先は九星気学に関わっていたという旧家だ。
クセの強い一族が揃う晩餐の席で、達臣の義父忠一が突然倒れる。
それは禍々しい連続殺人の幕開けだった・・。

シリーズ二作目の長編。
第一の事件から第二の事件までがやや冗長的な気はしたが、後半はスピードアップしていく。

今回は魔方陣が大切な鍵となってくる。
所々挟まれる九星気学や魔方陣の解説には気が遠くなりそうだった。
うまく殺人事件と絡んでくる重要な要素ではあるのだが、理解するのに少々頭を使う。

このオタクっぽさがこのシリーズの良さではある。

初めて取り入れたという視点描写シーン。
このおかげで犯人の想像がつき、驚かされる。
禍々しさが増す効果があるし、もっとあっても良かったかもしれない。

達臣は前回は恋人を殺され、今回は義父を殺されと散々な立場だが、悲惨さ0の爽やか芸能人という不思議な脇役。
事件の幅が広がりそうなので、再々登場もありそうな予感。

あとがきにはミステリとしてだけでなくパズルや数学雑学も楽しんで欲しいとあるが、確かに盛りだくさんの一冊だった。


読了日:2013.2.27
★★★★☆

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2013年2月28日

ruru (14:33)

カテゴリ:国内ミステリー柄刀 一

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