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『鷺と雪』北村 薫

鷺と雪鷺と雪 (2009/04) 北村 薫

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昭和初期を舞台に良家の令嬢と女性運転手が身の回りの謎を解く連作集。
第141回直木賞受賞作品。

 


お嬢様英子が聡明な女性運転手ベッキーさんの力を借りて謎を解いていくミステリという位置づけのようだが、どちらかと言えば時代小説のような趣である。


実在した人物やお店が度々登場する背景描写や文学作品や音楽などが巧く取り入れてられているところは興味深くて面白い。

華族たちの生活を通して昭和初期の日本を身近に感じることができる作品となっているのも悪くない。


しかし、冗長な文章やスローな展開に気持ちが乗っていけないままだったのは残念だ。

『鷺と雪』に至っては、明らかに作家のもっていきようが透けて見えていて白々しい。

 

巷ではミステリとしての評価も高いようだが、「それはあの方のいたずらだったんですのよ~」的な展開にはげんなりしてしまった。


作家との相性があるとしたら合わないとしか言いようがない。


読了日:2010.1.11
★★★☆☆

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2010年1月11日

ruru (18:11)

カテゴリ:国内ミステリー北村 薫

『覆面作家の愛の歌』『覆面作家の夢の家』北村 薫

覆面作家の愛の歌 (角川文庫)覆面作家の愛の歌 (角川文庫) (1998/05) 北村 薫

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覆面作家の夢の家 (角川文庫)覆面作家の夢の家 (角川文庫) (1999/10) 北村 薫

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ペンネーム”覆面作家”こと新妻千秋は大富豪のお嬢様。
屋敷の中と外で2つの顔を持つお嬢様は名探偵でもある。
お嬢様探偵シリーズ第2弾と第3弾。

 

それぞれ短編3作ずつの連作集となっており、3冊目の『覆面作家の夢の家』で完結となった。


読み進むにつれて世界観に慣れてはきたが、どうも軽いノリが合わない。
良介が双子だったり、お嬢様が2面性を持っていたりといった設定もあまり活きておらず、必要だとも思えない。

会話が一番きついが、好きな人はこのノリが好きなのかもしれないとは思うが。


ただ、謎解きは面白い。
文体や雰囲気はライトノベルで内容は本格ミステリといった印象。

推理自体は考えさせられ、なるほどと楽しませてもらった。

 

さらっと読めるミステリが好きな人にはおススメ。

読了日:2009.11.16
★★★☆☆

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2009年11月16日

ruru (22:21)

カテゴリ:国内ミステリー北村 薫

『覆面作家は二人いる』北村 薫

覆面作家は二人いる (角川文庫)覆面作家は二人いる (角川文庫) (1997/11) 北村 薫

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大富豪の令嬢新妻千秋がペンネーム”覆面作家”としてミステリ界にデビューした。
彼女は屋敷の中と外で2つの顔を持っていて、担当編集者良介が持ち込む事件を軽々と解決していく名探偵でもあったのだ。

 

内弁慶ならぬ外弁慶お嬢様千秋の推理が冴え渡るシリーズもの第1弾。

 

果てしなく軽いノリに最初はやや拒否反応が出たが、読んでいるうちにまあまあ面白くなってきた。

 

それなりのミステリだし、常人離れした千秋の推理と振り回されるワトソン役の良介という二人のバランスも良い気がする。

 

とにかく軽~~い小説だが、王道推理物に沿っていると言えばそう言えるかもしれない。

 

とりあえずシリーズの続きも一緒に借りてきたので読んでみようとは思っている。

 

読了日:2009.11.15
★★★☆☆ 

 

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2009年11月15日

ruru (12:02)

カテゴリ:国内ミステリー北村 薫

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