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『鬼蟻村マジック』二階堂 黎人

鬼蟻村マジック (ミステリー・リーグ)鬼蟻村マジック (ミステリー・リーグ) (2008/07/23) 二階堂黎人

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先祖は鬼だとされる鬼蟻村の旧家上鬼頭家。
水乃サトルは会社の先輩竹美に頼まれ、結婚話を断る為の偽婚約者として上鬼頭家の法事に同行する。
しかし、宴会の席に予期せぬ後継者が現れたことで、上鬼頭家を舞台に次々と殺人事件が起こり・・。

探偵水乃サトルシリーズ。
「閉鎖的な村の旧家で起こる骨肉の争いと密室トリック」という本格的な舞台背景はわくわくするが、どうもそのトリックが弱い気がする。

真犯人は意外だったが、途中の事件や過去のトリックなどは大分前から読めてしまう。
サトルの活躍が弱いのもやや残念だ。

多少物足りないが、全体的にはどっぷりと本格ミステリの雰囲気が味わえて楽しめた。

読了日:2009.10.27
★★★★☆

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2009年10月30日

ruru (19:47)

カテゴリ:国内ミステリー二階堂 黎人

『奇跡島の不思議』二階堂黎人

奇跡島の不思議 著者: 二階堂黎人 出版社: 角川書店 サイズ: 文庫 ページ数: 684p 発行年月: 2001年08月

奇跡島の女主人が奇怪な死を遂げてから、島には壮大な館と美術品が打ち捨てられ近づく者はいなかった。 美術品の鑑定のために訪れた美大のサークル仲間たちであったが、次々と恐ろしい殺人が起きてメンバーが減っていく。 残された者たちは閉ざされた孤島の中で犯人を捜しながら迎えの船を待つのだが・・。

孤島の連続殺人に芸術的要素を絡めたなかなかの長編で読み応えはあった。

しかし個人的に人物設定がいただけない・・。 中高生の創作のような人物描写・セリフに精密な情景描写が加わり小説全体がちぐはぐな印象だ。 軽くいきたいのか重厚感を出したいのかさっぱりわからない。

軸となる殺人事件や謎解きは良かったのだが、感想としては「微妙」。 最後までこの世界観に溶け込めなかった。

読了日:2009.1.11 ★★☆☆☆

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2009年1月14日

ruru (14:07)

カテゴリ:国内ミステリー二階堂 黎人

『稀覯人の不思議』二階堂 黎人


『稀覯人の不思議』二階堂 黎人
光文社 2008-10-09

手塚治虫愛好会会長の星城が殺され、貴重な手塚漫画コレクションの一部が盗まれる。現場は完全な密室に思えた。大学生水乃サトルを中心に、愛好会のメンバーたちが犯人とトリックを推理していく。

まず、この表紙で買わない手塚ファンがいないはずがない。ちょっと汚い戦略だ、と思いつつ即購入。しかし、読み始めて考えが変わった。これは逆に手塚ファン以外には読むのが厳しい、あまりにも趣味に走り過ぎた作品だ。戦略どころか縛りがきつすぎる。。

ここまで手塚作品を詳細に取り上げ、ストーリーの軸に練りこんであることに脱帽。
もちろんただの推理小説として読むことは可能だが、手塚作品がわからずに楽しむことは難しいのではないだろうか。それとも何も知らない方がただの小説として流し読むことができるのかは、手塚治虫(←神)ファンの私には判断できない。

とにかく数々の手塚作品についての熱い語りやウンチクは作者のマニアぶりが伝わってきて楽し過ぎる1冊だった。

読了日:2008.10.23
★★★★☆

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2008年10月23日

ruru (23:58)

カテゴリ:国内ミステリー二階堂 黎人

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