恩田 陸の最近のブログ記事

『象と耳鳴り―推理小説』恩田 陸

元判事関根多佳雄は、喫茶店で上品な老婦人の過去の体験話を聞く。
老婦人は何故象と死を結びつけるようになったのかー。『象と耳鳴り』他ミステリ短編集。

退職した元判事関根多佳雄が周囲で起こる事件、持ち込まれる事件を鮮やかに解決していく本格ミステリ。

関根多佳雄は年齢を感じさせない颯爽とした切れ者なのだが、ウィットがなく感情移入しにくい。
全編に渡る探偵役なのだからもう少し魅力が欲しい。
子供たちの設定も出来すぎなせいか存在感がどこか希薄な印象。

また、身近な事件なども扱っているのに作品中に漂う空気感がどこか陰鬱なのは何だろうか。

色々と中途半端な気はしたが、様々なパターンのミステリで読み応えはあった。

解説を西澤さんが書いていたのは興味深い。

読了日:2012.10.
★★★★☆

↓ブログランキング参加中です。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

タグ

2012年10月19日

ruru (11:08)

カテゴリ:国内ミステリー恩田 陸

このページの先頭へ