森村 誠一の最近のブログ記事

『人間の証明』森村 誠一

東京の高級ホテルのエレベーター内で黒人男性ジョニーの刺殺体が見つかる。 スラム街の住人ジョニーが日本へ来た目的とは何か?何故高級ホテルで遺体となって見つかり、犯人は誰なのか? 棟据刑事はホテル近くの公園で見つけた古い麦藁帽子から真相へたどり着けるのか。

「母さん、ボクのあの帽子、どうしたでせうね?・・・」
西条八十の詩のフレーズとこの『人間の証明』はあまりに有名なので知らない人はいないだろう。

大昔に読んで衝撃を受けた推理小説。
ふと読みたくなってかなり久しぶりに読んでみた。

大筋の内容は覚えているものの、細かいところは記憶がなく新鮮な気持ちで楽しめた。
戦後という時代背景的に古臭さは否めないが、やはり名作。

人間であるとはどういうことか。
関係する人々の過去と現在、内なる想いを交差させながら事件の真相を浮かび上がらせていく構成は巧み。

悲しい物語で読後にやりきれなさは残るが、推理小説としては読み応え十分の素晴らしさだった。

読了日:2011.11.
★★★★★

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2011年11月14日

ruru (23:59)

カテゴリ:国内ミステリー森村 誠一

『氷の人形(アイス・ドール)』森村 誠一

環境大臣秘書の香山は、産廃処理業者の用地買収計画について調べるために岐阜県へと単身乗り込んだ。 そこで中学時代の憧れの女教師綾子と再会して密会を重ねるようになった矢先、計画反対派の町長が襲撃される。 謎の多い綾子への疑いをもちつつも彼女の虜となってしまった香山の不安は、中学時代の忌まわしい過去へも広がっていく・・。

環境大臣である義父の後継を狙う香山、有名進学塾を経営する北園、やくざの弁護士永坂の3人には誰にも言えない共通の秘密を持っていた。

鍵を握る女教師綾子と三人の関係、現在起こっている事件と綾子との関係、過去の事件の真実・・謎は多く読んでいて飽きない。

ただ中学生の憧れだった女教師綾子の変貌ぶり(というか元々の正体か)がしっくりこない。
20年振りに再会して生徒たちを色気で手玉に取るというのも上手く行き過ぎているように思える。
綾子の色香があってこそ起こる様々な事件なのでおかしくはないのだが、男性の偶像化=妄想に違和感を感じてしまうし、その一点に偏りすぎな印象を受けた。

男女関係だけでなく政治経済も絡んだミステリになっているため広がりはあって、それなりに楽しむことはできた。

読了日:2011.11
★★★☆☆

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2011年11月12日

ruru (00:06)

カテゴリ:国内ミステリー森村 誠一

『棟居刑事の凶縁』森村誠一

棟居刑事の凶縁

著者: 森村誠一 出版社: 角川春樹事務所 サイズ: 文庫 ページ数: 326p 発行年月: 2007年02月

 

25年前の女性の白骨死体が群馬県榛名山中で発見される。 当時学生だった銀行員立岡、医師品川、作家夏沢が轢死させ埋めた遺体である。 疎遠になっていた3人だったが、良心の呵責と不安から再び連絡を取るようになる。 そんなある日、ATMの現金補充中に立岡が強盗に殺害され関係者も次々遺体で発見される。 現代の強盗犯、過去の轢き逃げ犯たちは不思議な凶縁で結ばれ事件に関わっていくのだが・・。

最近また森村誠一を読むが、何となく読書をしたい時には最適。

時間もかからずあっさり読めるし、心に負担が無く安心して読める。 どの作品も一定のクオリティを保っているところがさすがである。

犯人や被害者たちが数珠繋ぎに繋がっていく「凶縁」が主題なのだが、さくさく読めて特に何とも無い本というのが実のところの感想だ・・。

軽いミステリーだが、犯人は意外だった。 棟居刑事にもう少し活躍して欲しかった点が残念。

読了日:2008.12.24 ★★★☆☆ 

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2008年12月26日

ruru (00:06)

カテゴリ:国内ミステリー森村 誠一

『誉生の証明』森村 誠一

誉生の証明 (光文社文庫)
『誉生の証明』
森村 誠一
光文社 2006-12-07

スキーバスのダム転落事故で生き残った4人は、事故後、生まれ変わったつもりで名誉ある余生を送ろうと「誉生荘」と名付けた八ヶ岳の山荘での共同生活を始める。
順調に生活が安定し始めた矢先、近くに新興宗教団体の施設が建設され、立ち退きを迫られるようになった。
この山荘を安住地と決めていた住人たちは、新興宗教団体とその影に隠れる政治家や裏組織に屈することなく立ち向かうことを決める。

森村誠一っぽい作品。

年齢も立場もバラバラの仲間が、心を一つにして大きな権力に立ち向かっていく痛快アクションモノ。

有り得ないことの連続だが娯楽小説としては一気に面白く読めた。

読了日:2008.8.24
★★★☆☆


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2008年8月25日

ruru (22:23)

カテゴリ:国内ミステリー森村 誠一

『正義の証明 上・下』 森村 誠一

正義の証明 上 (1) (幻冬舎文庫 も 2-10)正義の証明 下 (3) (幻冬舎文庫 も 2-11)

『正義の証明 上・下』
森村 誠一
幻冬舎 2008-04

法での裁きをすり抜け社会的批判を受ける者達に致死量に満たない麻酔弾が打ち込まれる事件が勃発。
犯人は改心や謝罪などの要求を受け入れない場合は実弾を打ち込むと警告する。
「私刑人」と呼ばれ社会では認められつつある犯人の正体は・・?
一方渋谷区のあるアパートには何故か事件と関わる人物たちが居住しており、私刑人への共感を深めていく。

上下巻での長編のためかなかなか犯人が見えてこないのでじらされる楽しさがあった。
心のどこかで共感しつつも捜査を続ける警察、また警察を先んじていくアパート住人たちの関わり合いもやや強引ながら面白いプロットだ。
森村誠一を久しぶりに読んだが他の作品も読みたくなった。

読了日:2008.5.3
★★★★☆


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2008年5月 4日

ruru (01:02)

カテゴリ:国内ミステリー森村 誠一

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