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『雷神 風の市兵衛』辻堂 魁

算盤侍市兵衛の今度の勤め先は内藤新宿の太物問屋磐栄屋。
磐栄屋では店主天外が何者かに襲われて床に伏せ、跡取り息子の多司郎も命を落すという惨事に見舞われていた。
市兵衛は商売の建て直しに力を貸しながら、気丈に店を切り盛りする娘のお絹の用心棒を務めることとなるー。

風の市兵衛シリーズ第二巻。

算盤ができて腕っ節も強い。
そんな磐栄屋が欲する雇い人にぴったり合致した市兵衛。
今回は最初から不穏な空気が漂い、市兵衛の腕も存分に発揮される。

娘ながらにいっぱしの商人でもあるお絹や訳ありの店主天外の堂々たる存在感が良い。

敵も山賊やら願人坊主とバラエティ豊かでチャンバラも盛り上がり、ちんぴら、商人から大名家まで悪人の幅も広い。

市兵衛の剣技も格好良いが、信正や弥陀ノ介、渋井らとのチームワークもこのシリーズの面白さとなっている。

怪しい唐の女が再登場している。
定番の敵として今後も登場するのだろうか。

武家から商家と舞台を変えての市兵衛の活躍だったが、次回はどのような家へ渡るのか。
話はいくらでも膨らみそうでこのシリーズも楽しみになってきた。

読了日:2012.10.26
★★★★★

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2012年10月27日

ruru (20:52)

カテゴリ:国内小説一般辻堂 魁

『風の市兵衛』辻堂 魁

主人が心中死体で見つかったことで苦境に立たされた旗本高松家。
宰領屋の紹介でやってきた渡り用人は武士である唐木市兵衛だった。
高松家の不審な借財に気付いた市兵衛に不穏な影が忍び寄る・・。

武士でありながら用人として渡り歩く算盤侍。
頼りなげな風貌ながら剣の達人。
貧乏侍として暮らしているが、実家の兄は十人目付。

頭脳明晰で風の剣を使いこなし、権力者の後ろ盾もあり情にも厚いという完璧なヒーロー像である。

算盤侍に興味を持って読んでみたがこれは当たりだった。
市兵衛の格好良さはもちろんだが、今後も登場していくであろう同心渋井鬼三次や兄片岡信正、その配下辺弥陀ノ介なども好配置。

事件の真相についてもなかなか先が読めず、ミステリとしても読み応えがあった。
チャンバラが見せ場だが、謎解きも楽しめてバランスが良い。

渡り用人という立場も面白く、今後も渡り歩く先々で様々な敵と戦うのだろうと、話はいくらでもできそうで期待ができる。

シリーズの続きをすぐにでも読みたいところ。

読了日:2012.10.
★★★★★

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2012年10月19日

ruru (10:43)

カテゴリ:国内小説一般辻堂 魁

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