貫井 徳郎(一般)の最近のブログ記事

『新月譚』貫井 徳郎

8年前突然絶筆した美貌の閨秀作家咲良玲花。
誰も知らない絶筆の理由を熱心に問う若手編集者渡部敏明に咲良は語り始める。
それは長く壮絶な恋愛物語だった・・。

かなりの長編で、恋愛小説。
最初ミステリかと思って読み始めたので拍子抜けしてしまった。
新たな分野へのチャレンジなのだろうが、個人的にはあまり面白いと思えなかった。

唯一の理解者に傾倒していくコンプレックスを抱える女性、というのは理解できる。
屈折した思いを小説を執筆することで昇華させていくという設定も良いだろう。

しかし"浮気性の男を許し続ける都合の良い女""親友に寝取られ""ショックで整形""続く不倫""幸せとは"・・等々物語中に語られる小説制作にもあるが、これこそ型通りのものばかり(しかも少々古いような)で途中で飽きてくる。
筆力があるのでなんとか最後まで読めるのだが、こんな長編の必要があったのか。
中篇程度ならそれなりに納得もいくが、だらだらと根暗な女の語りを読み続けて疲れてしまった。

最近の貫井さんはどうしてしまったのか。
小説家の苦悩も語られている辺りが、著者の心情にリンクしているように感じてしまう。
復活を期待。


読了日:2013.2.28
★★★☆☆

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2013年3月 2日

ruru (19:00)

カテゴリ:国内小説一般貫井 徳郎(一般)

『悪党たちは千里を走る』貫井徳郎

悪党たちは千里を走る 著者: 貫井徳郎 出版社: 光文社 サイズ: 単行本 ページ数: 409p 発行年月: 2005年09月

詐欺師の高杉は、子分の園部と豪邸に住む犬の誘拐を計画する。 早速下調べを始めたところ犬の飼い主である少年巧が近づいてきて自分の狂言誘拐を提案。 ところがその巧が本当に誘拐されてしまい、知り合ったばかりの女詐欺師と共に巧の救出に奔走することになってしまう。

とにかくテンポが良くて読みやすいエンターテイメント小説。

人が良くて不器用な詐欺師3人が、元々騙す予定だった金持ちの息子のために繰り広げるちょっとした冒険談。

序盤人物設定を理解をした時点でストーリーは何となく読めてくるが、最終章を含め爽やかで楽しい物語だった。

最近殺人物ばかり読んでいるせいか、軽快なストーリーを期待以上に面白く感じることができた。

読了日:2009.1.8
★★★★★


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2009年1月10日

ruru (00:02)

カテゴリ:国内小説一般貫井 徳郎(一般)

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