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清水三年坂美術館コレクションを味わう"自在置物"

銀座おとな塾というカルチャースクールで催された「世界を魅了した日本の美に触れる 清水三年坂美術館コレクションを味わう"自在置物"」に参加してきました。

これは清水三年坂美術館館長の村田理如氏の講義を受けつつ、本物の自在置物に触れることができるという神講座です・・!!
(白手袋をして全ての作品にそーっと触らせていただきました)


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さぞや人気殺到かとあせって申し込みましたが、世の中はそれほど自在置物に注目していないのか・・上限人数に満たない十数名程度の参加でした。

おかしいな。
自在置物だよ!?
こんな素晴らしい企画、そうはないぞ。。

おかげさまで落ち着いた雰囲気の講座でゆっくり作品を堪能できましたが、世間とのズレを少々感じることとなりました^^;


"自在置物"とは30年くらい前にトーハクの学芸員の方が名づけたのだとか。
江戸時代の物は鉄が中心だけれど、明治になってからは輸出用の大量生産のために加工が楽な銀や銅が中心になっていったそうです。

象牙や木製、また三の丸尚蔵館には鼈甲製もあるそうです。
それは知らなかった!
金属よりももろそうですね。
一度観てみたいものです。

なんといっても明珍派の作品が精巧。

そもそも自在置物は江戸時代に入り仕事が減った甲冑師が、大名家などから仕事をもらうために技術のプレゼン用として作成されたのではないかとのお話でした。
そのため明珍作の作品はほとんど大名家が所蔵していたそうです。

一番多く持っているのは越前松平家だとか。
今度是非福井市立郷土歴史博物館に行ってみよう♪

また明治時代の高瀬好山も代表的な職人だと思っていましたが、工房の企画や営業を担っていて実際に作成していたのは富木一族だったそうです。
今回はその富木親子の作品も触らせていただきました。

富木宗好《ミヤマクワガタ》。

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関節の動きがたまりません。


お尻の針が出入りする蜂も良い感じです。
確かこちらも宗好?

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手足がもげそうで緊張しました。


明珍派の素晴らしい作品にも触らせていただきました。
館長、太っ腹。。


明珍《蟹》。

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細かく動く手足。
継ぎ目がわかりません。


圧巻の大作。
明珍《蛇》。

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鉄とは思えない滑らかな動きに参加者皆ため息です。
これは本当にすごい。
継ぎ目も見えずさらさらくねくねと動くのです・・!!
1日中触っていても飽きないと思う。

館長さん曰く「とぐろがまけるのはうちの蛇だけです♪」とのこと。

ちなみに軽く東京で家買える値段みたいですw
そんな価格の作品を手に取ってくねくねさせてみる贅沢 。゜゜(´□`。)°゜。


他にもいくつも本物の自在置物に触れさせていただきました。
こんなことってあるでしょうか・・!

自在置物の魅力は動きなのですが、美術館では確認することができないもの。
精巧な見た目だけを堪能し、動きの確認は映像ででも見るしかないのだと諦めていましたが、まさかこんな機会が得られるとは!!
本当に素晴らしい体験でした。


最近若い現代作家さんも出現しているそうです。
満田さんという方のムカデも見せていただきました。

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是非今後とも活躍していただきたいですね。


感動と興奮の講座でした。
企画してくださった方、京都から作品を持って講義に来てくださった村田館長、本当にありがとうございましたm(_ _ )mm(_ _ )mm(_ _ )m

(2013.7.13)

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2013年8月 8日

ruru (22:53)

カテゴリ:日記・所感

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