生誕130年 川瀬巴水展ー郷愁の日本風景@千葉市美術館

千葉市美術館では「生誕130年 川瀬巴水展ー郷愁の日本風景」が開催中です。


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川瀬巴水は明治から昭和にかけて活躍をした版画家です。

浮世絵がすたれつつあった時代に版元・渡邊庄三郎と組んで叙情的な風景版画で人気を博しました。


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江戸時代の浮世絵と比べると洗練されていて絵画的です。

描かれているのはどこか懐かしい日本の風景。

当時巴水は日本全国を旅しながらスケッチをしていたそうです。
今でも見かける古い町並みや表現された季節感からでしょうか、画題をとても身近に感じることができます。

郷愁感を誘うのは色合いにもあるかもしれません。
淡く優しい表現が何ともいえない安らぎを与えてくれます。

降りしきる雨や雪の描写は迫力があり、柔らかな春や夏の強い日差しの表現も見事で鑑賞しながら周りの温度が変わるような錯覚に陥ります。

300近い出展数で見ごたえたっぷりでした!
版画の魅力は版によって全く印象が変わってくるところ。
空の色が薄かったり濃かったり、雪の降りが激しかったり静かだったり・・。
試摺などもあり、いくつかは並べて展示されているので見比べることができて面白かったです♪

この展覧会、良く見るとほとんどが渡邊木版美術画舗所蔵でした。
巴水と共に多くの作品を世に出した版元・渡邊庄三郎の会社は今も銀座に健在で多くの作品を所蔵しているようです。

縁ある伊東深水の版画などの展示もありました。

途中『増上寺』の刷り順の映像があってこれが面白かった!
少しずつ色が入れられて仕上がっていく様を知ることができます。
繊細な作業を経て出来合っていることを実感できます。

日本の美しい風景を堪能しました。


(2013.11.26)

「生誕130年 川瀬巴水展ー郷愁の日本風景」
■会場:千葉市美術館(千葉県千葉市)
■会期:2013年11月26日(火)~ 2014年1月19日(日)
■休館日:12月2日(月)、12月16日(月)、12月29日(日)~1月3日(金)、1月6日(月)
■開館時間:日~木曜日 10:00~18:00 金・土曜日 10:00~20:00

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2013年12月 6日

ruru (17:29)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

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