浮世絵師淫斎英泉 蘇る、江戸の媚薬。@千葉市美術館

千葉市美術館では「浮世絵師淫斎英泉 蘇る、江戸の媚薬。」が開催中です。

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英泉は葛飾北斎や安藤広重などと同時代に名声を得た浮世絵師。
武家出身ですが、生活のために絵師となったので春画も数多く描いていることで有名。
さすがに展示にはありませんが。

今回の展覧会のすごいところは展示数です!
何と約350点!!
千葉市美の気合(;^ω^)
油断して出かけたら鑑賞にたっぷり時間がかかってしまいました。

私の中では、英泉のイメージが宇江佐さんの小説のイメージで出来上がってしまっている・・。
女たらしで厭世的、達観していてつかみどころがないような・・^^;

実際そんな感じなんじゃないでしょうか。
美人図を見れば何となく人となりが見えてきますが。

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吊り目と突き出した唇が特徴なんだけど・・爽やかさや朗らかさは皆無。
表情やかもし出す雰囲気がなんだか色っぽい女性ばかりです。

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ゴッホの絵にも描かれて形として残っていますからね、英泉の浮世絵は。
あまり興味のない人でも感激すると思います。

しかしいつも思うけれど、江戸時代に流行ったという笹紅が不思議。
唇を笹色にするわけですが、変な流行ー。
まあ今流行している物も後世そう言われてしまうのかもしれませんが。

大判の作品もたくさんあって、その中でも『今様花鳥風月』が迫力あって良かった!
臨場感があって豪華。
あと『雪中山水図』も見ごたえあった!好きだなあ、あの雰囲気・・。

美人図だけでなく風景画や子供絵、挿絵に加えて肉筆画まで出るわ出るわのコレクション。
これから観に行く人は時間に余裕を持って心して出かけるべし。
充実感が半端ないのでw


所蔵作品展は「モダンガール 万華鏡」。
こちらも私の好きな明治~昭和の女性画の展示でした。
月岡芳年やら竹久夢二やら。
画風にしろモチーフにしろ和洋折衷の雰囲気がたまりません。

"モダンガールの光と影"の展示パネルには、

モダンガールなどと言っても、所詮女性の地位は低く、安い賃金で女工や女給として使われていたのが実情。
大体綺麗な女性の絵を描いていたのだって男ばかりでしょ~。

といった内容の説明があってなるほどねえとちょっとおかしかった。
(内容はかなり意訳^^;全然違っていたらすみません。。)

パネル作成されたのは女性なのかなあ?と思ったり。
お洒落なイメージばかり持っていたけれど、見方1つで解釈も変わるものだし何となく納得。

こちらも100点近い展示でボリュームがあります。
大型展覧会のようだ・・。


(2012.5.30)





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2012年6月 6日

ruru (17:35)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

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