棚田康司「たちのぼる。」展@練馬区立美術館

練馬区立美術館で開催中の「棚田康司「たちのぼる。」展」へ行ってきました。

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棚田さんについては全く詳しくなく、どこかの展覧会か美術雑誌かで作品を目にしたことがある程度。
それでも特徴的な少年少女の木彫はすぐに思い浮かびます^^;

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千葉からはるばる練馬へ・・。
行きつけない地域なので遠く感じる。
でも練馬区立美術館は結構良い展覧会をするし、今年からぐるっとパスに追加されたのを機会に頑張って出かけています。

美術館に入るとすぐのロビーに『たちのぼるー少年の場合』の展示。
天井から釣り下がったロープに逆さの少年・・のぼっているのか・・。
インパクトがあって入場した途端に作家の世界観が広がります。

壁や階段も利用して地味な美術館がすっかり棚田ワールドになっている!
展示が上手いなあ。

設営の様子などが紹介されているサイトがありました。
少しは様子がわかると思います。
>>棚田康司 「たちのぼる。」展

ご本人が決めている・・?
展示全体が作品となっているのでしょうか。
それなら世界観がそのまま反映されているのは当然ですね。

作品の特徴としては中性的な少年少女、長い手足でしょうか。
視線も居場所もどこか現実と異世界の狭間にあるような印象を受けます。
ポーズも顔の向きや体のひねり具合などが絶妙で不思議な存在感を醸し出しています。

しかし何と言ってもほとんどが私の好きな一木造りなのです♪♪
一本の木から生まれ出るこの浪漫よ。

肌や骨の質感の繊細な彫りが素晴らしい。
アンバランスな長い手足と対照的に、あばら骨や皮膚にはリアル感があったり。

う~ん、やっぱり木彫って魅力的。

思っていたよりも作品数は多く、初期の作品も展示されていました。
作風は大分違ったようで、荒々しくとがっています。
全く別人の作品のよう。
第4展示室に閉じ込められたら発狂するかもって思っちゃった(><)

祈りの込められた仏像や生きているかのような木彫と違って、これはやはり現代アートだなあと思いました。
表現から感じ取る必要があるというか、ストレートに来てくれない。
意味や説明を求めてモヤモヤしてくる。
解説を読めばなるほどね、って思うけれど知らないでも良いのでは。
素直にこの世界観が気に入ったのでそれで良いんじゃないかなあと。

意外と年配の方が熱心に鑑賞してたのが面白かった^^

(2012.10.30)


「棚田康司-たちのぼる。展」
■会場:練馬区立美術館(東京都練馬区)
■会期:2012年9月16日(日)~11月25日(日)
■休館日:月曜日
■開館時間:午前10時から午後6時(入館は午後5時30分まで)

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2012年11月 2日

ruru (21:33)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

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