メトロポリタン美術館展@東京都美術館

東京都美術館で開催中の『メトロポリタン美術館展 大地、海、空--4000年の美への旅』にようやく行ってきました。


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「西洋の美術において、風景(大地、海、空)や動植物が、どのように捉えられてきたか」というテーマに基づき、古代文明から現代まで多様な展示になっています。


絵画だけでなく写真や工芸品もあり、時代もバラバラ。
テーマには沿っているものの、紀元前の発掘品を見たかと思うとつい最近の油絵が並んでいて・・という具合なので鑑賞していてどうも気持ちが落ち着きません。
後半になってやっと慣れた^^;


初めての作家の作品もありましたが、蒼々たるビッグネームの作品が多数展示されています。


私の好きなレンブラントの≪フローラ≫。
これは個人的にはそんなにピンとこなかった。
いつもレンブラントの作品は遠くからでもビビッと目を引いて胸が熱くなるのだけど、こちらはいまいち。
綺麗な絵なんだけど地味で寂しい印象だし光の加減も薄い。
好みの問題か・・。


昔からよく比較されたというジュール・ブルトンとミレー。
ブルトンの≪草取りをする人々≫とミレーの≪麦穂の山:秋≫を並べて鑑賞できるなんて贅沢!
私は結構ブルトンが好き。
農村を美化して描いていたというだけあって、美しい絵画です。

ゴッホの≪歩きはじめ、ミレーに拠る≫もありました。
コテコテと塗った筆のくどさと淡い色調の美しさが何ともいえない存在感を醸し出していました。
柔らかさがあってゴッホなのに落ち着いて観ることができます^^


今回の目玉と言えば日本初公開!ゴッホの≪糸杉≫。
でも展示は普通にされていたので特別扱いではないみたいですね。
その辺もよくわからない展示だったなあ。

うねる糸杉、草むら、空、雲・・この迫力の世界観は狂気なのか絵画にかける執念なのか・・。
胸がざわざわしてくるんだけど、目が離せない。

幸い、フェルメールみたいに長蛇の列でもなんでもなくじっくり観れました!
なんという贅沢。


そして私の好きなルソーもあった!
≪ピエーヴル川の堤、ビセートル付近≫・・おかしな絵ですよ。
完全に異空間への扉が開いていますw
でもなんだか挽きつけられるのだなあ。
狂気のゴッホより真顔で?こんな絵を描いていたルソーの方がおかしい気もする^^;


自分が良いと思ったのが意外だった作品がフランソワ・ブーシェ≪使者の派遣≫。
古典的な絵画はあまり好きでないのに、何故か目を引いてとても気に入ってしまいました。


他にもルドン、セザンヌ、ホッパーなどなど個人的注目画家の作品が多数あって濃密な展覧会でした。

1月4日までなのであと4日です!(元日は休みらしい)

丁度クリスマス前だったのでツリーが飾られていました♪

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「メトロポリタン美術館展」
■会場:東京都美術館(東京都台東区)
■会期: 2012年10月6日~ 2013年1月4日
■休館日:毎週月曜日、10月9日、年始年末休館12月31日(月)~1月1日(日)
■開館時間:午前9時30分から午後5時30分まで(入室は午後5時まで)
※毎週金曜日は午前9時30分から午後8時まで(入室は午後7時30分まで)
※毎週土曜日は午前9時30分から午後6時まで(入室は午後5時30分まで)

 

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2012年12月30日

ruru (17:16)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

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