奇跡のクラーク・コレクションールノワールとフランス絵画の傑作ー@三菱一号館美術館

先週になりますが、"青い日記帳×奇跡のクラーク・コレクション展 ブロガー・特別内覧会"に参加してきました。


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定員50名のところ3倍も応募があったそうです。
当選して嬉しい♪

まずはMARUNOUCHI CAFE 倶楽部21号館で特製レモネードをいただきつつ、学芸員阿佐美さんのお話を伺いました。

クラーク美術館は、アメリカのマサチューセッツ州ウィリアムズタウンにある美術館。
ニューヨークからもボストンからも4,5時間かかる立地のため観光では行きにくい静かな郊外にあるそうです。
写真を見せてもらいましたが、自然たっぷりで美しい風景の田舎町のようです。

シンガーミシンの設立者(ダコタ・ハウスを建てています^^)の孫であるロバート・スターリング・クラークと妻フランシーヌのコレクションたちが日本に初上陸!
印象派中心に作品が充実しているため19世紀の美術の流れをつかめるような展示になっているそうです。


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主要作品の解説などをしていただいた後、三菱一号館美術館へ移動。


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チラシには"見たこともない印象派、はるばるまるまる。"とありましたが、本当に今まで見てきた印象派の展覧会とは一線を画した趣の展覧会でした。

コロー、ミレーから始まりモネ、シスレー、ピサロと続けば一見定番という感じですが、なんだか違和感があるのです。
色彩がくっきりとしていたり、意外なモチーフだったりとイメージしている印象派と少しずつずれています。
画家の見分けができなかった作品もあって驚かされました。

こういう予想外・・大好きです♪
自分の価値観を貫くクラークさん、やるね(・ω・)b

シスレーの静物画は多分初めて観たのでちょっとした衝撃。
作品を観ただけでシスレーのものだとは気づかないなあ。
ルノワールの《たまねぎ》なんかはルノワールでしかないのですが。

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シスレー《籠のリンゴとブドウ》、ルノワール《皿のリンゴ》《たまねぎ》


そして半端ない吸引力のロートレック!
館内を見渡せばぴたりと視線が定まります。
一瞬の表情を捉えるこのロートレックの才能を思う時、どうしても生い立ちと繋げてしまう私は単純過ぎるでしょうか。。
《待つ》の肩越しのドラマや《カルメン》のモデルの内面を覗き込むようにずっと観ていたくなるような作品たちです。


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ロートレック《待つ》《カルメン》


後半はルノワール三昧。
私が気に入ったのは《縫い物をするマリー=テレーズ》。
華やかで温かな雰囲気が好みです。

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ルノワール《縫い物をするマリー=テレーズ》


また、少し雰囲気は違いますがルノワールらしく柔らかでまろやかな《金髪の浴女》も良いですね。


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ルノワール《金髪の浴女》


写真はないのですが、ジェームズ・ティソ《菊》も印象に残りました。
菊は日本の象徴だそうですが、におい立つような菊の花畑に圧倒されました。
ジェームズ・ティソはフランス人なのにイギリス風の名前を自分でつけていたんだとか。
他の作品にも興味がわきました。


閉館後たった50名で貸切観覧という贅沢な時間。
ゆったりのんびり堪能させていただきました。

関係者の方々ありがとうございました!

夜の看板も綺麗で楽しめます。

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ルノワール《劇場の桟敷席(音楽会にて)》


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ルノワール《鳥と少女(アルジェリアの民族衣装をつけたフルーリー嬢)》


(2013.2.13)


「奇跡のクラーク・コレクション-ルノワールとフランス絵画の傑作-」
■会場:三菱一号館美術館(東京都千代田区)
■会期:2013年2月9日(土)~5月26日(日)
■休館日:毎週月曜(但し、祝日の場合は開館し翌日休館)
■開館時間:[火・水・日・祝]10時~18時、[木~土]10時~20時
※最終入館は閉館30分前まで

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2013年2月20日

ruru (00:45)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

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