二川幸夫・建築写真の原点 日本の民家一九五五年@パナソニック汐留ミュージアム

先週になりますが、パナソニック汐留ミュージアムで開催中の「二川幸夫・建築写真の原点 日本の民家一九五五年」へ行ってきました。


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パナソニック東京汐留ビルが売却されたのでどうなることかと思っていましたが、しばらくはリースで使用していくらしいので閉館にはならないようですね。
良かった!


今回の展覧会は、著名な建築写真家二川幸夫の初期の作品による写真展です。
建築史家伊藤ていじの文章と共にまとめられた『日本の民家』全10巻からの出展になります。


写真は地域ごとに展示され、特徴や成り立ちなどの解説が付けられています。
京・山城、山陽、四国、九州、そして東北、関東、信州、北陸、高山・白川・・本当に日本中を飛び回ったのだなあ。

同じ日本にありながら、その土地ごとの気候や産業、立地条件や信仰などによって外観や間取りなどが少しずつ異なる民家。
高度成長期目を向ける人がいなかったという民家にカメラを向けた二川氏の美意識や感性を堪能できます。


立ち並ぶ屋根の美しさときたら・・!
地域によって随分特徴が違います。
茅葺屋根も美しいし、普段から石垣や瓦屋根のパッチワークが好きなので、惹かれる写真がたくさんありました。


風を避けたり雪対策をしたり・・。
郷愁的なだけでなく、人々の暮らしの知恵や工夫が感じられるのも面白いところです。


何枚かは人が写っている写真もありました。
戦後と言えば戦後になるのでしょうか。
貧しく、しかし逞しくといった庶民の暮らしを垣間見ることができます。

私から見れば随分昔の風景。
それでもどこか懐かしさを感じるのは日本人のDNAってやつかもしれません^^
年配の方は、懐かしげに感想を言い合いながら鑑賞していて楽しそうでした。


11日に、二川氏が5日に亡くなっていたというニュースが流れました。
展覧会では最近のインタビュー映像を見ることができ、まだまだご活躍の様子だったので驚きました。
ご冥福をお祈りいたします・・。


(2013.3.9)


「二川幸夫・建築写真の原点 日本の民家一九五五年」
■会場:パナソニック 汐留ミュージアム(東京都港区)
■会期:2013年1月12日(土)~3月24日(日)
■休館日:毎週水曜日
■開館時間:午前10時より午後6時まで(入館は午後5時30分まで)

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2013年3月16日

ruru (00:21)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

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