円山応挙展 応挙ー江戸時代絵画 真の実力者ー@愛知県美術館

現在愛知県美術館では「円山応挙展 応挙ー江戸時代絵画 真の実力者ー」が開催中です。


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世の中では若冲人気ですが、私は応挙の方が好き。
落ち着くし、ずっと観ていたくなるのはこちら。
体の力を抜いてふわっとした気持ちで鑑賞できるし。


今回の目玉は大乗寺の《松に孔雀図襖》《郭子儀図襖》の再現です。
畳まで用意され、実際のお寺を移築したかのような展示になっています。

また、LEDライトで1日の光の移り変わりを表現してあり、絵を1日鑑賞しているような疑似体験ができるのも画期的。

空間の使い方の絶妙さに恍惚としていると、徐々にライトダウンしていき薄暗がりに。
孔雀も郭子儀も暗いながらも鮮明に浮き上がって見えて新鮮でした。

応挙自身は一度も大乗寺を訪ねることなく完成させたという襖絵ですが、現実空間との連続性を演出してあり、開け閉めの効果まで計算済み。
プロだなあ。


私が一番気に入ったのは《龍門鯉魚図》です。
鯉の滝登りが墨の線だけで表されていておお~っと感心させられます。
以前江戸博で観た時も印象に残った逸品。

墨絵が好きなので、《雨竹風竹図屏風》なんかも良かった!

今回は応挙が影響を受けたであろう中国絵画も展示されているので、色々見比べながら鑑賞できるのが面白かったです。

意外とこれいい!って思うと応挙ではなくて中国絵画というパターンもありました。
先人たちの方が筆遣いが少し力強いんですよね。
それが良いなあと思ったりして。

あと、応挙と言えば可愛い動物画。
虎が一番好きだけれど、子犬たちもコロコロと愛らしくて口元が緩んじゃいます。


応挙の作品の素晴らしいところは、奥行きのある立体感でしょうか。
どれも派手さはないのだけれど、前に立つとぐぐっと惹きつけられます。

これだけ充実の展覧会が巡回しないなんて勿体無いなあ。
あんな立派に再現した大乗寺客殿が1回限りなんて。。


愛知県美術館は初めてだったので、常設展示も堪能してきました。
個人的にはエルンストの《ポーランドの騎士》が一押し。
良いもの持ってます!

たまたまEテレで特集を見たばかりだったので、東松照明の企画展示があったのはタイムリーでした。
《シューシャインボーイの視線》が観れた。
テレビでご本人がお話されていましたが、ご本人が亡くなっても写真は残っていつまでも私たちに語りかけてくれますね。

あと須田剋太!
以前どこかで観た時もびびっときたのだけど、どこでだったかなあ・・。
ここではコラージュ作品がいくつか展示されていました。
力強さがあって良い味なのです。
展覧会でもっと観たい!!
どこかうちの近くでやって欲しい (。・ε・。)


地下にも作品がありました。
加藤昭男の《ツタンカーメンのえんどう豆》。
目を引きます。


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近くには愛知トリエンナーレの広告が出ていました。


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ついでにテレビ塔。


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「円山応挙展 応挙ー江戸時代絵画 真の実力者ー」
■会場:愛知県美術館(愛知県名古屋市)
■会期:2013年3月1日(金)~4月14日(日)
■休館日:毎週月曜日
■開館時間:午前10時より午後6時まで(入館は午後5時30分まで)

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2013年3月18日

ruru (23:20)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

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