フランシス・ベーコン展@東京国立近代美術館

東京国立近代美術館では「フランシス・ベーコン展」が開催中です。


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日本では没後初の大きな展覧会で評判も上々の様子。
この展覧会では"身体"がテーマとなっています。

歪み、ねじれ、揺らぎ。

不透明で奇妙な人間像からは生命の不安定さと同時に強烈なエネルギーを感じることができます。


生で鑑賞する《叫ぶ教皇の頭部のための習作》は精神が飲み込まれそう。
でも目が離せない。。

肉体表現と構図が印象的な《屈む裸体のための習作》も良かった。

《ファン・ゴッホのための習作》シリーズはベーコンの色彩の転換期に描かれたそうですが、突然現れた明るさには軽い衝撃がありました。

最終章のメインとなっていた三幅対シリーズは、想像していた大きさをはるかに超えていた!
洗練されたデザイン性がそれまで観てきた作品とはまた違う魅力です。


本人が気に入っていたというガラスでの隔たり。
ベーコンが描き出す"向こう側の世界"に自分も写りこんでいく。
それが狙いなのかなあとか思っていたら、ベーコン自身がそういう考えはばかげた話だと一蹴していたようです。
反射しないガラスができれば良いと語っていたそうですが、今ならそんなガラスができていますね。


ベーコンの影響を受けたという舞踏家土方巽の資料や映像の展示もありました。
ベーコンの作品と同時に土方巽の舞踏を鑑賞できるというのは憎い演出です。


個人的には、すごい画家だとは思うけれど特別ファンでもなくといったところでしたが、これほどまとめてベーコンを観たのは初めてだったので充実感はありました!
30点以上も展示が並ぶと迫力がある。

はまる人はガツンとはまれる展覧会だと思います。
新しい刺激があることは間違いなしなので知らない人にも勧めたい。

(20133.4.9)


「フランシス・ベーコン展」
■会場:東京国立近代美術館(東京都千代田区)
■会期:2013年3月8日(金)~5月26日(日)
■休館日:毎週月曜日(ただし3/25、4/1、4/8、4/29、5/6は開館)、5/7
■開館時間:10時~17時 (金曜日は10時~20時)

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2013年4月21日

ruru (10:27)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

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