房総の美しき仏たち 仏像半島@千葉市美術館

かなり楽しみにしていた千葉市美術館の「房総の美しき仏たち 仏像半島」。

初日に早速でかけてきました!


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房総半島の仏像が100体以上千葉市に集合しています。
千葉県民ながら房総半島にはなかなか出かけないし、どんなお寺があるのかも知らないレベル。
広範囲だし観光向けのお寺ばかりではないので把握しにくいんですよね・・。

美術館で一度に鑑賞できる今回の機会を逃すわけにはいきません。
普段拝観することのできない秘仏もいらしています。

"東国らしい野趣と洗練さ"という解説がありましたが、全体的にイメージする仏像と少しずつ趣が違う気がしました。
お顔が千葉っぽい^^
馬鹿みたいな感想ですが、同じように感じた方もいるんじゃないでしょうか。
洗練より野趣の方が強いような・・都のお顔ではないですね。

おおらかな温顔の東明寺《薬師如来像》、
ちょっとぼおっとしたお顔の真野寺《千手観音菩薩立像》、
ちまちまと可愛らしい大きさながら動きがある佐倉市密蔵院《十二神将立像》、
きらめく衣が不思議な正覚院《釈迦如来立像》、
3.11の津波を防いだと言われる旭市密蔵院《毘沙門天立像》、
33年ぶりのご開帳という東光院《伝七仏薬師如来像》や珍しい涅槃像などなど・・展示会場は気になる仏像がひしめいていました。

一番印象に残ったのは小松寺の《薬師如来立像》。
横から観た時の衝撃が・・!
こちらは5月19日までの展示らしいので是非それまで行くべきです。


最後には何と何と!
あの波の伊八の作品展示もあるのです。
初日に出かけたのは伊八目当てと言っても過言ではありません。

武志伊八郎信由は「関東に行ったら波を彫るな」と言われていたとか、北斎が波を参考にしたんだとか色々な逸話がある江戸末期の天才彫刻師です。

今回は石堂寺の欄間彫刻16面と大山寺の《倶利伽羅竜》が出品されています。

写真で観るだけでも魂を抜かれそうでしたが、本物を目の前にしたら感動で泣けてきました(><)

結構壊れていましたが、繊細かつ躍動感のある彫刻が本当に素晴らしい。
真骨頂の波はザンブと音まで聞こえてきそうな迫力です。

欄間なのに目線でじっくり鑑賞できるこの幸せよ。。

《倶利伽羅竜》も5月12日までの限定展示なので要注意です。


個人的には断然前期が魅力的。
ただし後期は長谷川等伯が出てきます。


千葉県にも数多くの素晴らしい仏像があることがわかってとても有意義な展覧会でした。
地元のお寺からの出品もあったけれど、そんな良い物があったなんて知らなかったなあ。
考えてみれば日蓮は安房の出身だし古いお寺もあるし当然かもしれないですね。

図録で写真逆版が2ページもあったけれど、どうしたことか・・。
この図録も貴重な一冊になりそうです。

初日から人が多く大盛況でした。
この展覧会は混雑しそうな予感。

1階のさや堂ホールに期間限定カフェが出ています。


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6月1日には、妙光寺の《日蓮上人像》の更衣式もホールで開催されるそうです。
色々な企画が考えられているなあ。

(2013.4.16)


「房総の美しき仏たち 仏像半島」
■会場:千葉市美術館(千葉県千葉市)
■会期:2013年4月16日(火)~ 6月16日(日)
■休館日:5月7日(火)、5月20日(月)、6月3日(月)
■開館時間:日~木曜日 10:00~18:00 金・土曜日 10:00~20:00

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2013年4月25日

ruru (11:01)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

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