花開く江戸の園芸@江戸東京博物館

江戸東京博物館で開催中の「花開く江戸の園芸」へ行ってきました。


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その名の通り、江戸時代の園芸文化にスポットを当てた展覧会です。
展示は植物が描かれた浮世絵や日本画が中心ですが、当時の園芸書などもありました。
園芸書は絵入りで接木の仕方や育て方などが詳細に書かれていてわかりやすく、現代でも通用する内容なんだそうです。
すごい!


お花見や盆栽といったものから植物の品評会や番付なども盛んだったようで、江戸っ子たちの強い愛情を感じます。


幕末に来日したイギリスの植物学者ロバート・フォーチュンは、庶民層までが植物を愛でる文化に驚いたとか。
庭園文化の本拠地のように思えるイギリスの学者にこう言わしめるということは、あちらでは貴族や一部の愛好家だけの文化だったのでしょうか。

確かに大名屋敷の庭園のみならず、庶民の坪庭なども当時からあった様子。
お花見の習慣は随分昔から根付いていたわけだし、朝顔市やほおずき市などの年中行事も多い。

やはり日本には四季があり、自然が身近なのだと改めて感じました。
素晴らしいじゃあないですか!


植木屋が茶屋も兼ねて植木を見せていたとか、個人の屋敷でも力を入れた庭園は開放していたとかなるほど時代小説にそんな描写があったなあと思いながら鑑賞。

また植木鉢のイメージが強い江戸時代の園芸ですが、切花屋を描いた浮世絵(『花屋徳兵衛・花屋徳兵衛女房お房・わかい者五六』)を初めて観ました。

隅田川焼(『東都名所年中行事 八月向しま花屋敷秋の花ぞの』)というのも知らなかったです。
きっちり説明文に入れるところはさすが墨田区。

サボテンがあったことやバラは全く人気がなかったことなどへえって思うことも。


今までになかった視点で浮世絵が楽しめるようになっていて、江戸東京博物館らしい展覧会で良かったす。

西洋絵画も同様ですが、版画系は大きさの関係もあって鑑賞に時間がかかる・・。
一見マイナーな内容だからか人は少ないのにたっぷり3時間近くはかかりました^^;

変わり朝顔の写真展も併設されていて、これまた新鮮で面白かったです。
これが朝顔!?という品種がたくさん紹介されていました。
知らない世界がまだまだあるのだなあ。。

(2013.8.20)


「花開く江戸の園芸」
■会場:江戸東京博物館(東京都墨田央区)
■会期:2013年7月30日(火)~9月1日(日)
■休館日:月曜日
■開館時間:午前9時30分~午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで、入館は閉館の30分前まで)

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2013年8月23日

ruru (10:41)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

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