明治のこころ モースが見た庶民のくらし@江戸東京博物館

江戸東京博物館では「明治のこころ モースが見た庶民のくらし」が開催中です。


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大森貝塚を発見したことで有名なモース。
当時の日本の生活に興味を持ち、生活道具などを集めてアメリカへ持ち帰ったそうです。

写真は色づけがされ、明治時代の人々の暮らしが生き生きと蘇ってきます。


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ここだけ写真撮影可でした。


余程日本人の暮らしがもの珍しかったのでしょう。

しゃもじや箸など使い古しの生活雑貨、陶器類、簪などの装飾品といった細かい物から大工道具、看板まで美術的価値はそれほどでもなかっただろう雑多なコレクションが並びます。

時代を経て里帰りした品々は現代の日本人にとっては馴染みある物もあれば珍しい物もあるという感じ。
今となっては博物学的な視点で見ることもできてとても面白いです。

未開封のまま残されている砂糖菓子や海苔など食品もあったのには驚きました。
意外と劣化しないものなのだなあ。

写真も多く、当時の生活が偲ばれ楽しかったです。

明治時代はほんの一昔。
江戸時代の名残を残しつつ、現代と変わらぬ点も感じられる不思議な時代です。

何となく懐かしく、明治生まれの亡き祖父を思い出しました。


初めて知ったのが「巡り地蔵」。
厨子の中に安置されたお地蔵様を背負って家々を巡ったそうです。
写真もあったけれど、重そう・・。

でも棒手振りも随分重そうだし、昔は駕籠も担いだくらいなので昔の人にとってはどうってことないのでしょうか。


また前から見てみたかった生き人形が三体展示されていました。
本当に生きているかのような精巧な作りです。

特に農夫は視線があったよう気がしてぞくっとなりました。


地味な展示品ばかりだけれど、タイムスリップを楽しめるような良い展覧会だったと思います。


(2013.10.31)


「明治のこころ モースが見た庶民のくらし」
■会場:江戸東京博物館(東京都墨田央区)
■会期:2013年9月14日(土)~12月8日(日)
■休館日:月曜日
■開館時間:午前9時30分~午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで、入館は閉館の30分前まで)

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2013年11月 2日

ruru (18:45)

カテゴリ:旅行・イベント美術館・博物館鑑賞

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